【うたプリ】短編 書いてみたかったんです

☆Colorfully☆【翔ちゃん】 ページ4

「 なっちゃん！ヤバイ！！かっこいい ・・・なっちゃん 」


A・・・喜び過ぎじゃないか？場内からも、スッゲー歓声が上がってる。

悔しいけど3人共メチャクチャカッコよかったもんな。
個々のユニットも、お互いの個性を活かしながら何回も話し合ったし練習もした。
オレ達だってそうだ。


「 なっ、しょう・・・ちゃん 」


Aに、ガッシリと服を引っ張られて、意識がスクリーンに戻る。オレ達の曲が始まったのか・・・。どうしても照れる。


「な・・・ ナギ君！！もう！スっごく可愛い！！！キュート過ぎる 」


Aの、ペンライトの色が変わってるのが少し気になる・・・けど俺が可愛いって言われても、複雑になるんだよな。特にナギの可愛いの指導が、そりゃもう厳しかったんだ・・・。

歓声も「 可愛い 」の一択になってる・・・可愛いってゆうのも意識すると難しいから、ナギって凄いんだな。って感心した。
シオンも、人の事をよく見てるから助かった点も多かったし。

コーレスも皆んな練習してくれたんだな。Aも、結構上手かったりする。
ライブビューイングも、ライブと同じで楽しみ方は人それぞれだ。ライブ会場と違ったマナーみたいなもんはあるんだろうけど。
こんなに近い距離で、ファンのリアクションを見るのも初心に返るって感じで有難い。


「 翔ちゃん！大好き！！」

「 はっ、？うぇ？ 」


Aの後に続くように、他のファンの声も耳に入ってくる。
なんだ？スクリーンにか・・・って、でも俺なんだよな・・・。ちょっと焦った。その後、Aが気をきかせて、帰りも暗い内に出てしまおう。って事になった。


「 なぁ、A 」

「 うん？なぁに？ 」

「 お前、ST☆RISHの・・・」

キョトンとした顔の、Aと目が合う。
俺・・・なに考えてんだ。


「 いや・・・早くまた、ライブしたくなったなぁ。と思って。ありがとな 」


タクシーに乗り込むと、Aがメールを打ち始めてる。


「 よし！オッケー。翔ちゃん、メールで感想送ったから見て 」

「 感想って！？あぁ、後で見るな 」

「 ダメ！！今見て！」


言われるままにメールを開いて見てみる・・・。


「 あー！もうお前なぁ・・・ 」


こんなメール。可愛い以外ないだろ。


( ST☆RISHの翔ちゃんも大好きだけど・・・私の隣に居てくれる、翔ちゃんはもっと、もっと大好きだよ )

繋いでた手をギュッと握りしめて、キスは我慢しなきゃなって思った。

END

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