【うたプリ】短編 書いてみたかったんです

バレンタイン2019【嶺二】 ページ24

今日一日、スタジオに籠る予定なんだけど・・・。

どうにも作業が上手く進まない。
ランランとミューちゃんは、お互いの意見を譲らないし、それを見てるアイアイは終始溜息をついてる。

調子の良い時は、「 これ以上無い！！！ 」って位ピッタリ！ハマるんだけどなっ。
僕ちんだって「 絶対に譲れない 」って所もあるけど、ここは大人として打開策を提案しよう！

「 はいはーぃ、皆んなのリーダー嶺ちゃんに注目！！！ 」

「あぁ？？誰がリーダーだぁ？ 」

「 まったくだ 」

「 ・・・・・・」

( 酷い！これでも、僕ちんなりに３人をまとめてると思うんだけど！！！ )

「 皆んな冷たい！酷い！嶺ちゃんさみしい！！！」

アイアイなんて無言で溜息ついてるし。

「 嶺二、提案があるなら早く言って 」

「 お前の為に割く、時間すら惜しい。手短に話せ」

「 まぁ、そうゆう事だ」

( ぐぅ！っ負けないぞ！こんな時ばっかり息ピッタリなんだから )

ここは、一呼吸置いて大人の余裕ってやつを見せないと。

「 3人共・・・僕達は、なんの為にアイドルをしてるの？こんな、雰囲気じゃ心に響かせる音楽なんて作れないよね？ 」

(うん。うん。嶺ちゃんスっごく良い事言った！ここで畳み掛けてっと )

「ってゆう事で！！！今日はもう、かいさーん！！！」

3人は、あからさまに怪訝な顔してる。本当の事だから仕方ない。

「 まぁ、作業効率も下がってきてたし、それも一理あるかな 」

( アイアイ！ナーイス！絶妙なタイミング！さっすが！！若い子は違うねー。 )

「 嶺二がそれで良いって言うなら帰るわ 」

「 寿が、そうゆうのなら異論は無い」

「 そうだね」

なんとか打開策にはなりそうだけど。

「 ただし、次はビシッと合わせるからね！！！その為の休息だから。忘れないでね」

締めるとこは締めないと後が大変だからね。
3人、それぞれ帰り支度を始めている。
ここからが、僕ちんの真の目的なんだけど。

「 ねぇ、ねぇ、誰でも良いからーさぁ、僕ちんのお願い聞いて欲しいんだけど。ジャジャーン！！誰か、このリボン僕ちんに付けてくれないかな？」

ランランとミューちゃんは顔が怒ってる！！
ってか、引いちゃってる？アイアイは、眉間にこれでもかって位皺を作ってる。

「 あぁっ？ 」

「 なぜ？お前如きに 」

「 パス 」

他の2人は無理そうだから、アイアイの服をこれでもかって引張てみた。

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