９０：お仕置き ページ40
ーYou sideー
可愛らしい後輩の顔を
ニマニマと見つめる
乾君と九井君
初詣の神社で
俺たちは再開した
敵対していた時とは打って変わって
まるでそれは、真っ直ぐで透き通った
純粋に強さを求める男の子
まぁ、俺より年上なんだけどね
「十一代目 黒龍。乾青宗だ」
「同じく九井一だ」
無論ザワつく場内
八戒のざわつきとは違い
みな口々に鋭く言葉を発する
そこまで邪険にしなくてもいいのに
ちゃんと最後まで話聞いてから、って
俺にとってはなんでもいいケドさ
「十代目黒龍は東卍に負けた
総長である柴 大寿は引退。
オレらは十一代目として黒龍を引き継いだ」
「……そしてマイキーと話し合った。
そこにいる、A " さん " を通して」
乾君の白い指が
真っ直ぐ俺の方を指して
「俺たちが話し合った結果
東卍の傘下に降ることにした」
「え！？」
驚くのはまだ早いぞ、花垣
花垣を蹴っ飛ばし
前に出させる
オレが推薦してやったんだ
コイツの方が、向いてんぞって
「黒龍は壱番隊、つまり花垣タケミチの下に着く」
「えぇぇぇぇぇぇ！！！」
「いいな、タケミっち」
「あ…あぁ」
助けを求める眼差しと
二人の柔らかい視線に押され
公の場で、初めてオレは口を開く
『オレが推薦したんだ。花垣。
東卍の下に降るからには、うってつけのリーダーがいるって』
「ど、どうして……」
『へへ、秘密！
でもそれは、俺だけじゃない。
コイツら二人の意思でもある。
……引き受けてくれるか？』
覚悟を決めた目で
九井と乾を見る花垣
まだ警戒は解けないけれど
ほら。頼りになるリーダー、だろ？
「よろしくな、隊長！」
「いきなり信じろとは言わねぇ。
力が必要な時は言え。手を貸す」
先程とはまた一段と
騒ぎが大きくなった
その声の中には
俺を下卑する声も聞こえる
それでもいい
オレがやったことは
間違っていない
「みんな静かに！」
威厳のある靴の音
黙る構成員達は
誰もがその音の主を
理解していた
「この聖夜決戦を踏まえて、最期には話したいのはこの俺だ」
マイキーの目が、稀咲を捉える
ノートの件
怒ってないと言えば嘘になる
勝手に書き換えやがって
それがどれだけ大きな問題か
彼らは知らぬまま手をつけた
「稀咲鉄太！！」
「はい！」
_______________「オマエを、
だからこれは
東京卍會として
不良として
先輩からのお仕置きだよ、稀咲鉄太
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鳳夏 - なんかすごいことになっちゃった😫主人公君天竺に行っちゃうんだ😲更新頑張ってください！応援しています🎌 (2021年10月3日 20時) (
レス) @page50 id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 天竺編めっちゃ楽しみです！！ (2021年10月3日 8時) (レス) @page50 id: 0340ae7b1d (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - えっ、そういうことなの。もしかして今後天竺の話になると最悪展開になるんじゃ…主人公とマイキー達の間にまた…😭 (2021年10月3日 2時) (レス) @page50 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
stgy - 1話1話､涙が止まんない… (2021年10月2日 19時) (レス) @page46 id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
ソウカ(プロフ) - めっちゃ大好きです！！！ (2021年10月2日 12時) (レス) @page43 id: e5218f93f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんじゅうLv99 | 作成日時：2021年9月20日 9時
