＊ ページ49
「ね、お家いれてよ」
「せっかく出てくれたんだしいいじゃん、ね？」
三人の男の人が入ってきて
玄関の扉をしめる。
A「ど、どなたですか…っ」
「Aちゃんのファンだよ〜」
「ぴょこ党じゃんね」
私のリスナーさんにこんなに怖い人いないはずだもん……！
一人の男の人に手首を掴まれる。
A「ひっ…」
「そんなに怖がらないでw」
「俺ら何もしないよー？」
自分の顔から血の気が引いているのがわかる。
A「は、離してくださっ…」
全力で腕を振り払おうとするけど
全くびくともしない。
もうだめだ…と全て諦めようとしたとき、
玄関の扉が開いた。
ななもり「え？」
「え？」
「え？」
「え？」
一瞬時が止まる。
A「……っ」
大好きな顔を見て体の力が抜ける。
なーくん、と言ってしまいそうになって
慌てて口を閉じる。
なーくんまでこの男の人たちにバレちゃったらだめだから。
ななもり「……どなたですか？」
「…そっちこそ誰？」
なーくんの鋭い眼差しに男の人たちは怯む。
ななもり「出ていっていただけますか？」
「……」
男の人たちは顔を見合わせて
諦めたように出ていった。
A「なー…く、」
ななもり「よしよし、こわかったね」
私の目の前にしゃがんで抱きしめてくれる。
A「……なーくん、」
ななもり「よしよし」
私は頭が追いつかなくて
なーくんの名前を呼ぶことしかできない。
ななもり「立てる？」
A「腰…抜けて立てない…」
なーくんは無言で私を抱きかかえて
リビングに連れて行ってくれた。
ソファに体を降ろされる。
ななもり「話できる？」
A「はい」
ここ数日で何があったのか報告する。
ななもり「え、リスナーだったの？！」
A「そうみたいです…」
ななもり「…とりあえず警察に連絡して…」
この後のことを考え始めるなーくん。
ななもり「Aは引っ越さなきゃね」
A「…そうですね」
ななもり「引っ越すまで家泊まる？」
A「だいじょ…」
大丈夫、と言おうとしたけど
実際体が拒否反応を起こしている。
ななもり「俺に迷惑とか考えてる？」
A「……」
小さく頷くとなーくんは軽く笑った。
ななもり「俺のことより自分のこと考えなさい」
A「はぁい……」
後日警察の方に話を聞くと、
私の家に来た男の人三人のうちの一人は
私の最寄り駅でティッシュを配っていて
そこから私の家を知ったらしい。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ストーカー/完
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かりん(プロフ) - ゆにさん» こんにちは !! ４周目 ?! うわあああ愛されてますね嬉しいです とってもとってもありがとうございます ( ; ; ) (2020年5月27日 11時) (
レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - どうもこんにちは(^^)この作品4周目中のゆにです(^^)すとぷり関連で1番好きかもです(°▽°) (2020年5月27日 0時) (レス) id: 68d7e1f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 切羽 糜愛さん» ですよねー笑 (2018年12月4日 17時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
切羽 糜愛(プロフ) - 確かになーくんが言ったら怖そうw (2018年12月3日 6時) (レス) id: ba75b5c5fe (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - るーぺさん» わああ！ありがとうございます！がんばりましょうっ！ (2018年11月30日 13時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりん | 作成日時：2018年11月4日 23時
