16.車椅子のわけ1 ページ16
彩
若「は？誰だよお前。」
突然現れた車椅子に乗った青年。港の存在にみんな驚いている。
港「良い機会だし自己紹介をしようか。もちろん彩
には改めてね。」
港「みなさんはじめまして。僕の名前は『赤鬼港』
誇り高き【赤鬼一族】の末裔だ。」
【赤鬼一族】
それは暗殺などという危ない仕事を専門としている一族と言われている。
今の時代、流石に暗殺はしていないが国の重要人物の護衛をしていると聞いたことがある。
もちろん噂だけど。
みんなもそんな噂ぐらいしか聞いた事が無いのか疑わしそうに港を見ている。
上「つまんねぇ嘘吐くなよ。」
上杉君が冷たい言葉でキッパリと言う。
だが、美門君が反論する。
美「その人が赤鬼一族っていうのは本当の事だ。」
みんなが驚いた様に美門君を見た。
小「どうしてそんな事が分かるの？」
美「赤鬼港は、バスケですごく有名だよ。とてつも
ない才能で今まで無名だった自分の高校を全国
トップクラスの強豪校にした。俺、試合見に行
った事があるんだけどすごいプレーだったよ。
試合で勝った時、赤鬼港のチームメイトが『流
石、赤鬼一族！』って言ってんのが聞こえた。
でも、事故で両足が動かなくなってバスケをや
めたってきいた。」
『すごい』そう思うと同時に『可愛そう』だと思った。
たくさん活躍していたのにそんなのってあんまりだと思う。
みんな、喋れない。
あんな事聞いたらだねだってそうなるだろう。
私達が黙っていると、港が喋りはじめた。
港「確かに、僕の高校は全国トップクラスになれた
よ。でもね。僕のことをよく思ってない人もい
たんだよ。」
彩「どういうこと？」
港「さっき、僕がバスケをやめた理由は事故って
言ってたけどホントは違う。僕がバスケをやめ
なげればいけなかった理由は『いじめ』だよ。」
え？
港が、いじめ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリキャラ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
通行人A - 虐待をネタにしないでください。虐待経験のある自分からすると物凄く不愉快です。いじめもそうです。 (6月18日 12時) (
レス) id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
アバリス - 早くつづきみたい (2020年2月12日 17時) (レス) id: 4952e864e4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年1月4日 22時) (レス) id: 0dbf5a2ec8 (このIDを非表示/違反報告)
綾波美舞(プロフ) - とても工夫されていて読んでいて楽しかったです！更新楽しみにしています (2018年11月14日 16時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - 面白いですね。更新頑張ってください。続きを楽しみにしています。 (2018年10月28日 13時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠海。 | 作成日時：2018年4月29日 16時
