バレた ページ23
そんな日が続き
夏休みに入って少したつと
私の足は徐々に回復し松葉杖なしで歩けるようになった
私は愛香ちゃんなんであんなことをしたのか
なんであんな嘘を言ったのか
どうしても知りたかった
だから
直接愛香ちゃんに聞くことにした
まだ足が完治していないこともあり
念の為綾音と八島にその事を伝えた
綾音は一緒に聞くと言ったけど止めた
2人だから言えることもあると思ったから
部活後
私は綾音に今日聞くと伝え
愛香ちゃんをもう誰もいない校舎のラウンジに呼んだ
(A)愛香ちゃん、なんで(愛香)あんなことしたの？
(愛香)…ですか？
(A)うん、なんであんなことしたのか
なんで私が愛香ちゃんをいじめたって嘘を言ったのか
知りたいの
(愛香)だからですよ！！！A先輩はいつもそう！！
そんなのわかりますよね？
私の邪魔ばっかり！！
(A)え？
(愛香)綾音先輩が言ってたように
私は優斗先輩目当てで入部しました
でも！A先輩が！！優斗先輩と仲良くするから！
私が怪我すれば
ちょっとは私のこと意識してくれるかなって
思ったから演技したのにA先輩が私の手当しちゃって！
しかも！みんな心配するのはA先輩！
私はおまけ！！
ちょっと綺麗だからっていい気になっちゃって！
(A)そんな…
(愛香)私は今まで1番だったの！1番以外は嫌なの！
だから優斗先輩の1番だったあんたから
1番を奪い取ったの！
簡単だった、ちょっとアピールして告白したらOKで
やってやったって思った
でも、あんたは！！今度は他の部員の1番になった
あんたから1番を取りたかったけど
私の立ち位置的にだめだった
だから私は
あんたがまだ
優斗先輩に好意を持ってることを知った上で
あんたの前で
優斗先輩があんたじゃなくて
私の味方をするように仕向けたの！
あれ、完璧だったでしょ？私の思った通り
まさか骨にひびが入るとは思ってなかったけどね
まあでもそういうこと
わかりましたよね？これでいいですか？
言葉が出なかった
こんなことでサッカー部を壊したなんて…
(愛香)じゃあ、A先輩、私帰りますね
わ・た・しの優斗先輩が待ってるんで
もう何も言えないし
何もできなかった
でも、予想外の声が聞こえた
(？)ああ、ここでな
………………………
(相良)ここで待ってた
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作者名：朱華音 | 作成日時：2019年3月4日 18時
