この物騒な世界に幸せを！二 【文スト】

六十六話 警告 ページ18

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『＿＿＿＿＿＿I will refuse(お断りさせていただきます)』

表情を変えず、淡々と述べた
彼女は多くの国の言葉を習得している。それに合わせてこういう事には慣れている。

「why(なぜ)？」

『People can't buy with money(人は金で買えない)』

『in addition(それに)……』

『I have not yet fulfilled my promise(まだ約束を成し遂げていない)』

「Promise(約束)？」

『It ’s an appointment with my boss.(上司との約束です)』

Aは、太宰との約束をずっと覚えていた。

″＿＿でも、ちょっとぐらい私たちを頼っておくれよ。もしそれで孤独だと思うならここから消えてくれて構わない″

まだ、結論は出ていない。

人との約束は、守るのが鉄則。


「The guild has what you want(組合なら君の求めるものがある)」

『I do not need(いらない)』

『That's what I decide(それは私が決めること)』

Aはフィッツジェラルドを睨みつけ、福沢の隣に立った

「＿＿そうか。それが君たちの答えか」


「だが いくら君が強がっても、″社員が皆消えてしまっては会社は成りたたない″」

「明日の朝刊にメッセージを載せる。よく見ておけ親友(オールド・スポート)」


″俺は欲しいものは必ず手に入れる″

その言葉に、Aは口角を上げる

『If you can do it(やれるものなら)』


彼の警告は、現実となる




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