アリババ【arieru:アリエル】 ページ3
アリ「A!!手合わせしようぜ!」
同じ食客のアリババにAは手合わせを頼まれた。
2人は仲が良く、同じ金属器使いとしてAはアリババとコンビを組むことがアラジンの次に多かった。
『おぉー!別にいいよー!!』
アリ「ありがとな!よっしゃ!じゃあ始めるか!」
『うん!』
というと2人は体制に入った。
アリ「厳格と礼節の精霊よ……
汝に命ず、我が身に纏え我が身に宿れ…
我が身を大いなる魔神と化せ、アモン!!」
『裁決と正統の精霊よ……
汝に命ず、我が身に纏え我が身に宿れ…
我が身を大いなる魔神と化せ、トライアル!!』
アモンもトライアルも同じ炎の系統である。しかも、2人とも魔力量はどっこいどっこいでほぼ同じ、と言うか同じ量である。
そのため、勝負は相手の腕にかかっているのだ。
アリ「アモンの轟炎剣(アモール・ゼルサイカ)!!!!!」
『灼熱の轟炎剣(トライア・ゼルサイカ)!!!!!』
炎と炎がぶつかり合って大きな火柱ができる。
絶対……負けない!!!!!!!!!
△▼△▼△▼△▼△▼
『ま、負けたぁぁぁぁ……』
結果はあと少しというところで負けました、、、、
うぅ……あともう少しだったのにぃぃ…………
アリ「はぁ…………楽しかったなぁ〜」
Aはアリババが魔装を解きながら呑気なことを言っているのを聞いて、ため息をついた。
なんでこんな奴好きになっちゃったんだろ、、、、
なんか虚しいわ←
『なんかアリババ強くなったね。』
アリ「まぁな!俺も男だし?」
ニカッという彼の笑顔に自然と彼女の口角が上がった。
『…………そう言えば、なんでいきなり手合わせしようなんて言い出したの?
いつもは私が誘ってから、手合わせしてたのに……』
そう、二人が手合わせする時はほとんどAから誘っていた。
めったにアリババから誘うことは無い。
だから、Aは疑問をアリババにぶつけた。
そう聞くと彼は困った様な顔をした。
アリ「そ、それは……」
『それは?』
アリ「っ〜〜〜!お、お前にいいとこ見せたかったんだよ!」
『……………………へ?』
アリ「だ、だから……お、お前にか、カッコイイって言って欲しくて…………」
『???な、なんで?』
アリ「…………はぁ……((ボソッ…」
『え?なんて?』
アリ「お前が好きだからに決まってんだろ!?」
そういう彼の顔は真っ赤。
なんか可愛い、、、
さぁ、貴女ならどうしますか?
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作者名:arieru:アリエル.ミミズ.トカゲノシッポ | 作成日時:2017年4月22日 21時