パンダの妹

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｢結論から言って、特に問題は無いよ｣


｢ふーん、他にわかった事は？｣



2年生全員と五条が家入の話に耳を傾ける


とりあえずの結果に子供たちは皆安堵する



｢ああ、うーん…そうだな。恐らく睦見の言う、みんなと同じ量で"満足"しているのは嘘じゃないんだよ｣


『食堂のご飯いつも美味しいからネー！』



｢なるほどね…A、僕の聞き方が良くなかったみたいだ。食堂のご飯でお腹がいっぱいになるまで食べたことはあるかい？｣



『んー、お腹がいっぱいにはなった事ないナー』



決定的だった


Aがたまに早起きが出来た時、放課後まで体力が持たない事も、今日の朝自分が驚く程に頭が冴えていたことも


単純に少しずつ栄養が足りなくなっていたのだ


足りると言ったのも純粋にそれだけで普段の生活に影響が出ていなかったから



｢A、もう少しで食堂のご飯をバイキング形式に変えてもらう。そうしたら毎回とは言わないけど、ちゃんと自分にあったご飯の量を食べるんだ、いいね？｣




『もっといっぱい食べていいノー？』



｢うん、バランスも大事だけどまずは自分に見合った食事量からだね。硝子、ちょっとAの1食分に食べる大体の量、出せる？｣




｢当たり前、誰に言ってんの｣





硝子サン、そんなことも出来るノー？(※いいえ出来ません)

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