10子 ページ11
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スースーと可愛らしい寝息と同時に、息の上がる声も聞こえる部屋の中。
私達4人は何故か息絶え絶えとなっていた。
『ゼ、ハァ……』
「ね、ねたん…？」
「ねたみたいやで……っはぁ〜しんど！」
「あのふたりどんだけあばれんねん…」
そう！あの拾った2人はまさかの暴れん坊だったのだ！！
いや、これこれから大変になるやつやんけ。私死ぬよ？…死ぬよ？？
「ねえさん、おれらもできるかぎりてつだうから」
「なんかしてほしいことあったらいってな！」
トン君とシャオ君はしゃがんでいた私の足に手をポンと置いた。猫かな犬かな？可愛いかな？可愛いで溢れてる。癒しやわ。
『有難う。また言うね』
「…おん！！」
改めて2人の顔を見る。
緑のパーカーで隠れていた子はとても綺麗な顔つきで肌が白く、目元のクマも凄い。
金髪で半袖短パンの元気そうな子は、まだ小さいはずなのにイケメンな顔つきで、でも身体には傷跡や火傷の痕が沢山付いていた。
『…ほんとに、大変だったね。ゆっくり休んでね』
2人の頭をひと撫でして、額にキスする。本を読んでいた3人はビックリしていたが、また本に目を向けた。
…名前は、起きてからでいいかな。
ご飯何にしよう？消化しやすいものがいいよね。無難にお粥かな？3人にも作ってあげよう。いい時間だしね。
パパッとお粥を作り、温めておく。今はまだ17時。全然時間はある。私も本読もう。
3人が見える位置に座り、紅茶を飲みながらミステリー系の本を読んだ。3人は興味津々に、戦争の本やら料理の本やらを見ている。果たしていいのか悪いのか…
おもちゃも買ってあげないとな。
私は知らぬ間に、お母さんのような存在になりつつあります。
この姿をあの人が見たら、どう思うだろう？
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鴻 瞳花(プロフ) - みずちゃんd！が読めるとは。（私ですおとはです。） (2019年9月8日 16時) (
レス) id: 5853a51538 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがみ - お久ぶりです。めっちゃ主役達可愛いっす…控えめに言って好き(直球)これからも頑張って下さい！ (2019年9月5日 21時) (レス) id: 417a32e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - kanaさん» 有り難うございます！！ (2019年8月20日 23時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
kana - ヤバイ、テラかわゆす...この作品最高です！更新頑張ってください！！ (2019年8月20日 19時) (レス) id: 7be75db551 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - 夜白(ﾔｼﾛ)さん» ありがとうございます！神だなんて…めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年8月20日 9時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
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