４２やで ページ43
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『…？人が変わったって、例えば？』
幹部様らは顔を見合わせて、1人ずつ答えてくれた。
「こいつ珍しく書類やっとってな、“何でやるん？”って聞いたら“Aの事あんま考えとうない”とか、」
「俺とよく煙草吸うんすけど、ずっと“A、起きとるかな”とかほざいてたり、」
「訓練中も珍しく優秀な兵士に負けとってな、“Aとやったら楽しいんに、こんなんつまらんだけや…”とか、」
「あ、俺？えっと、“A、俺の事忘れてへんよな？起きたら記憶消えたとかないでな？”って後輩の、しかもAさんの事そんなに知らん俺に聞いてきたり、」
「図書室に頻繁に来るようになって、“Aが好きそうな本、全部読みたい”って言い出して沢山借りたり、」
「たまに資料室に来てな、熱心にAの事調べとったり、」
「オスマンと俺の所に来て、“甘味ない？”とか聞いたり、」
「コネちゃん普段花壇に来ないのに、のそのそって来て“Aに似合う花ない？”って俺に聞いたり、」
「僕の所に来てA君の様子ちょくちょく見に来たり、」
「…ほんま、Aは愛されとるなって、皆で毎日のように言っとったわ」
そう言い終わって、幹部様は、コネシマ以外は苦笑いを、でも何処か羨ましそうな顔をした。
…そっか。俺、コネシマに愛されてたんやな。
ふと、コネシマの顔を見る。コネシマは顔を両手で隠していたが、耳元はとても赤く、照れているのが分かった。
「お前ら、マジでやめろや…」
『わぁ、コネシマかぁわいい〜』
「Aも棒読みやめろ…恥ずい……」
首を側にあったテーブルに向けると、手作り感溢れた綺麗にラッピングされているクッキーと、俺の好きなゼラニウムの花が添えられていた。
『あれ、この花ってここに咲いとったっけ？』
「いいや。コネちゃんが城下町まで降りて買ったらしいy…」
「ああー！買ってない買ってない！！前からひとらんが植えとったやつやし！！」
『ほんまかー？』
俺はニヤニヤしながらコネシマを見る。まぁ俺は真実を知っているのでぇ？
「お前その顔やめろぶん殴りたくなる」
『やめて僕怪我してる』
「僕とか言わんで」
…まぁ、
『ありがとな、そこまで心配してくれて。でもほら、バリバリ元気やし！心配せんで大丈夫やで！！』
「…A君、君何日寝てたか知ってる？」
『え？1日程度やないの？』
「…5日やで」
『…………………は？』
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みずがみ。2(プロフ) - ぜにがみさん» 有難うございます〜！！ (2019年8月6日 19時) (
レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぜにがみ - 完結おめでとうございます〜。これからもみずがみ。さんを応援させていただきます〜。これからも頑張って下さい！！！ (2019年8月6日 13時) (レス) id: 417a32e7b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - しほさん» 有難うございます！！ (2019年8月5日 22時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - 完結おめでとう御座います〜！密かに応援させて頂いてました。とても魅力的なお話、いつも有難う御座います。これからも楽しみにしています！ (2019年8月5日 21時) (レス) id: 0d336d7836 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - ゆきなさん» 有難う御座います！ (2019年7月31日 7時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
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