殺戮の天使×ワイテルズ２ (ページ7)

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B3でページ7

グ「…着いたぞ。まずはB3だ」

Na「…」

なんだろう。

目の前がクラクラする。

来た時こんなに視界不安定だったか？

グ「…どうかしたかね？」

Na「えっいいや…目がチカチカしただけだ」

グ「そうか…ここから先、私ができるのは助言だけだ。
なに、試練といっても難しいことではない。

ここから下へ向かうエレベーターを動かすには、仕掛けを探してスイッチを押さなければならん。
B3のスイッチは牢獄に存在する。
それを押すことができれば私が最後にエレベーターを開いてやろう」

そう言ってグレイはスタスタと次の下へ行くためのエレベーターの方へと行ってしまった。

Na「…なんでまたスイッチを探さないといけないんだッ…！」

とても面倒くさい。

上でシャークんときんときが待っているというのに。

早く、早くしないと…

嫌なことを思い出してしまう気がする。

Na「…っはぁ。ここでイラついても意味ないしな。…牢獄は確か、シャークんが気味悪いのを踏み潰したところか」

俺は視界がまだ少しクラクラする中、そちらの方へ歩みを進めた。

＿＿＿

“…姉ちゃんは、仕掛けが多いのが好きだ。イタズラにしても何にしても…。それを使って人の心を操って、心からの後悔と救済を求めるように導くのが上手いんだ。…ただまぁ、浪費家なんだけどな。B3は、そんなものが渦巻いていて今までの姉ちゃんができたのかもしれん”

いつかの時、シャークんから聞いた情報。

その時は要らない情報だろうと思っていたが、今ここで考えることができるとは…

そんなことを思い出しながら、牢獄へと向かった。

…子供が描いたような絵を通り過ぎると、塞がれた鉄格子がある…はずだったんだが。

Na「鉄格子が、開いてる…近道できるな。こっちから行くか」

鉄格子の向こう側からうめき声が聞こえてくる。

明かりはないはずなのに、鉄格子の向こう側がよく見える。

気持ち悪すぎて見たくもないが。

目的の場所に着いた。

スイッチがよく見える。

手が届けばいいのだが…

《ゔぉあぁぁぁあ！！》

変な人影らしきものが見え、襲われそうになった。

Na「逃げないと…！何処だ！？何処へ行けば…！

あの、銃部屋！！！」

俺は、銃が沢山仕掛けられていた部屋へ無我夢中で走った。