シャークんの過去２ ページ30
特になんの変哲も無い、俺の家の外観だ。
すると急に、
目の前の家が、燃え始めていた。
子供の俺は、姉ちゃんと一緒に隣で呆然としていた。
学校帰りなのだろう。
シャ「母さん！！！父さん！！！！」
キャシー「ダメよシャークん！！」
シャ「でも…でも……！！」
うわぁぁぁあぁああぁん
子供の俺の、悲痛な叫びが聞こえる。
俺が8歳、姉ちゃんが11歳の時だった。
この時、どれだけ悲しかったか。
それは姉ちゃんも同じだと思っていた。
けれど、その日から姉ちゃんは人が変わったようになった。
気が強いのは元々だったが、人が人に裁かれるのを見て喜ぶようになった。
いじめを目撃しても、それを見て嘲り笑う。
俺はそれを見た時、寒気がしてたな。
また景色が変わった。
これは…中学校の卒業式？
いや、終わった後か。
シャ「…姉ちゃん」
キャシー「なぁに？」
シャ「俺、姉ちゃんが行ってた名門高校じゃなくて、平凡な高校へ行く」
キャシー「…私の名を汚すつもりなの？」
シャ「そんなつもりはない。ただ、一からやり直したかった。親がいなくなって、姉ちゃんは変わってしまった。人を物としか見てない」
キャシー「だから何？」
俺はその言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立った。
いつ思い出しても、姉ちゃんのこの言葉が今までで1番怖かった。
シャ「…俺は、前の姉ちゃんの方が好きだ。今の姉ちゃんは嫌い。だから、離れて暮らしたい」
キャシー「…いいわ。好きなようにしなさい。ただ、私の名と顔を汚す事だけはやめてね。その時は…分かってるわよね？」
シャ「…分かってる。じゃあな、姉ちゃん」
キャシー「さよなら。…もう会うことはなさそうだけども」
ここから俺は一人暮らしを始めた。本名も、姉ちゃんの名前も、
姉ちゃんがいた事も全て隠し続けた。
新しい高校に入ってから、「ワイテルズ」の一員となった。
そこでも本名や姉ちゃんの事は隠していた。
その時、正直姉ちゃんの存在を忘れかけていたっけな。
高校を卒業してから、なかむの提案によって殺人とかやり始めたな。
その時、姉ちゃんの姿と俺の姿が重なってた気がしたんだ。
あぁ、結局、俺と姉ちゃんは姉弟だったんだな、と改めて感じた。
俺も姉ちゃんと同じ表情をしているじゃないか。
人が裁かれるのを見て、嘲り笑う。
このフロアのキャシーは、俺の姉ちゃんだった。
そして俺は殺人鬼だった。
思い出したよ、姉ちゃん
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みずがみ。2(プロフ) - 成瀬流々空さん» あざまる(´；ω；`) (2018年10月27日 11時) (
レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬流々空 - 早く体調治せよ (2018年10月27日 7時) (レス) id: 72460b34c7 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬流々空 - みずがみ。2さん» 残念だったなみずがみ、よしえさんに食われてしまえばーか (2018年10月27日 7時) (レス) id: 72460b34c7 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - 成瀬流々空さん» 咳辛いし部活休んじゃったけぇ行けそうにない…ほんとごめん…遊びてぇよ() (2018年10月26日 20時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬流々空 - そういや日曜日に私の後ろの席の方(伝われ)が午後から私ん家に来るんやけど君も来る？ (2018年10月26日 18時) (レス) id: 72460b34c7 (このIDを非表示/違反報告)
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