【番外編】一期一会 〜紅シュウ〜 ページ7
フブキがアメリカに帰ってきた。バトルシップクルーズ、本当にあともう一歩だった。大健闘だったと思う。
俺はフブキにおかえりを言って、大会の話をじっくり聞いた。
そして。彼はの連れているすごく可愛い女の子の紹介も受けた。名前は、桃園Aちゃん。日系スペイン人のクオーターで、バトルシップで働いていたらしい。
俺は彼女を一目で気に入った。容姿はもちろん、明るくて話も面白かった。フブキ、いいガールフレンドつくってるな、なんて妬きそうになったぐらいだ。
するとフブキが言った。
「あ、あの、ボクはオーナーに呼ばれてるんで、ちょっと行ってきますけど…」
はいはい、フブキ。Aちゃんに手を出すな、でしょ?わかってるよ。わかってないけど。略奪愛に燃えるっていうの?俺は軽く笑う。
「あの、シュウさん、私、ずっと前からシュウさんのこと見てて、努力するところとか、すっごくカッコいいなって、ずっと思ってたんです!」
え、逆に⁉ しかも二人っきりになって⁉
「そういうのはさ、男から言わせてよ」
俺はフッと笑った。
予想だけど、多分フブキはAちゃんが好きだ。譲りたくないけど。
「あは、ありがとね。でもね、フブキもすごい努力家なんだよ〜。もー土砂降りの日まで無理して練習してさ。呆れちゃったよ。それでも、彼は血の滲むような努力は敢えて人に見せるものではないって思ってるから。すごいよね」
そうだね、俺的には、
「俺的には、オススメ☆」
そう囁いた。
「シュウさっ!」
あ、フブキ帰ってきちゃったよ。
「じゃ、ボクは港までAを送ってきますんで!」
ああ、多分俺がAちゃんに会うことはもうないだろう。彼女はスペインに帰る。俺はアメリカに。
こういうの。そうだ。
一期一会。
俺たちは、別れる。いや、正確には物理的に。伝えたい。今伝えないときっとずっと後悔する。
だから。
「Aちゃん」
振り向いた彼女に。伝えるよ。
「君が好きだ」
爽やかな風は潮のかおりを運び、見上げた空はやけに透き通っていた。
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ついに、お待ちかね(?)のシュウさんです!どうでしたか? リクエスト、ありがとうございました!
あ〜貴女とシュウさん、完全に両想いですよ〜 いいなw
シュウは、超ゼツでも超カッコよくてビビりましたw
シュウ「読んでくれてありがとう。右の星、押してくれた?ご褒美、(ch」
仮面の中身 〜カイル・ハキム〜→←恋占い 〜ラバン・ヴァノ〜
ベイバキャラからひと言!
ザック「ボクはキミだけためのshining starなのさ!」
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さはら - 面白かったです。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央(プロフ) - Lauraは友達に垢バレたさん» ありがとうございます^ ^とっても嬉しいです! (2018年11月13日 21時) (レス) id: f31a23d5e6 (このIDを非表示/違反報告)
Lauraは友達に垢バレた(プロフ) - 50評価です^ ^おめでとうございます!! (2018年11月13日 16時) (レス) id: e44e0c3008 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - 天宮悧音さん» 本当ですか!?とっても嬉しいです!読んでくれてありがとうございました! (2018年10月30日 16時) (レス) id: 0d140936c6 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - 三日月水晶さん» ありがとうございました。楽しんでいただけたならこの上なく幸せです。 (2018年10月30日 16時) (レス) id: 0d140936c6 (このIDを非表示/違反報告)
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