504話 ページ5
大貴side
「チックん頑張れる?」
A「グスッ…んーん…(泣)」
そう言うとぎゅっと抱きついた。
「どうしても頑張れない?
大ちゃんが嫌ならひかにやってもらう?」
A「んーんっ…(泣)」
「じゃあ…大ちゃんがやってもいい?」
A「グスッ…うぅ…(泣)」
そりゃ嫌か^^;
背中を撫でながら待ってると
部屋にひかが入ってきた。
「よし、頑張ろう。
ひかに抱っこしてもらおうね」
A「んん…」
「ん?」
離されないように
ぎゅっと白衣を掴むA。
俺と離れたら針刺されるって
わかってるもんね?
光「A、おいで^^」
A「あっ…やぁ…(涙)」
「腕ぎゅってするよー」
A「んん…んーっ‼(泣)」
光「大丈夫大丈夫。
ほら、ギューってしよう?」
動きそうなAを軽く押さえてくれた。
消毒して針を刺す。
A「んやぁーっ‼‼(泣)」
「ごめんごめん。痛いね〜」
A「グスッ…やぁ…いやぁ‼(泣)」
「ちょっと待ってね。
今繋げるから」
触られるのが嫌なんだろうな。
針を固定して輸液を繋ぐ。
…少し速めにするか。
光「頑張ったね〜^^偉い偉い」
A「グスッ…(泣)」
ひかにあやされるとすぐに寝息が聞こえてきた。
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作者名:山田光 | 作成日時:2022年9月15日 23時