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Suddenly, she is.     *35 ページ39

チョロ松SIDE




家に帰ったら、なんか騒がしかった。





カラ「あ、チョロ松、帰ったか。大変なんだ、すぐ二階へ来てくれないか」


チョロ「え?なんかあったの・・?」




カラ「説明してる暇はない。早く!」









普段のカラ松とはかけ離れていた。


こんなに焦っているカラ松は見たことがない。






一体何があったんだって言うんだよ。

こんなバタバタして。








二階に上がると、





チョロ「っみ、みのり!!!?」






布団に彼女が寝かされていた。



全く動きもしない彼女の眠った顔は、酷く美しく、安らかだった。

まるで人形のようだ。









カラ「・・・倒れたんだ、いきなり」


チョロ「倒れた・・・!?」









話を聞くと、どうやら彼女は突然倒れてしまったらしい。

息はかろうじてしているが、意識がない。







おそ「今、カラ松がデカパンを呼んだ。もうすぐ、来るから」







みのりの近くであぐらをかいていたおそ松兄さんは、

僕に言うでもなく、独り言のようにつぶやいた。





いつものふざけた調子の声は、

もうそこにはなかった。







一「十四松もトド松も、もうすぐ来るから。チョロ松兄さん、突然で混乱してるかもしれないけど、後で詳しく説明するから。」




チョロ「う、うん・・・」






混乱、か。

確かに混乱はしてる。でも、なぜか心の底は落ち着いているんだ。
何だろう。何故なんだろう。






一松は冷静そうに見えるけど、心の中では焦っている。


カラ松は、いまだに状況をうまくつかみきれてないし、おそ松兄さんはきっとさっき焦りすぎたんだろうな、憔悴してる。








周りがこんなに焦っているのに、なぜ僕は平然としていられるのだろうか?









チョロ「みのり・・・」






まだみのりと会って一日しか経ってないから?







でも、裏を返すと


なんでこいつらは会って一日しか経ってない相手をそこまで心配できるんだ?








チョロ「・・・・」




心の中では自問自答を繰り返すものの、僕はみのりの近くに座り込み、手を握った。

((ギュっ))






チョロ「・・!!」







この手の感触・・・どこかで覚えのある感触と似ている。



なぜか手を握った瞬間に確信した。
あれ、でも誰の手だったか思い出せない。



遠い昔のような・・・







デカパン「大丈夫だすか!!?」






その時、焦った様子のデカパンが来た。

In fact, she is.     *36→←Suddenly, she is.     *34



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- グラサンかけてるニートの時点であなたはもう立派な不審者よでお茶吹きました (2016年10月10日 12時) (レス) id: 0f699349a9 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 気にしないで!!他の作品も読んでみます!! (2016年8月15日 18時) (レス) id: abd555a29f (このIDを非表示/違反報告)
らっきょうキング(プロフ) - メアさん» 続編でも呼んでくれてありがとうございます(#^.^#)嬉しいです!! (2016年8月15日 18時) (レス) id: cfc9495453 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 久しぶりです!!見ました!!面白いです (2016年8月14日 22時) (レス) id: abd555a29f (このIDを非表示/違反報告)
らっきょうキング(プロフ) - 甘茶さん» ありがとうございます!頑張ります(*^_^*) (2016年8月2日 22時) (レス) id: cfc9495453 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっきょうキング | 作成日時:2016年3月21日 14時

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