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第3話 ページ3

(来年の目標か・・・確かにもうすぐで、今年が終わるのか・・・)

今年は何も出来なかったなと、自分で今年を振り返ってみて自分に苦笑する。
すると、眼前にライナーとアニの姿があった。
なにやら二人で何かを話しているそうだ。

(珍しいな。二人だけなんて・・・)

そう思い、僕は二人に駆け寄る。

「ライナー!アニ!何を話しているんだい?」

「おわっ!!ベルトルト!」

「!!」

僕が話しかけると二人は驚いた。

「どうして驚くんだよ・・・」

「あ、いや、すまん!いきなりだったから。」

「少し驚いただけだよ。」

「そうなの?で、何を話していたんだい?」

僕の質問に二人はビクッと肩を揺らしていた。

「?」

僕は不思議そうに二人を見つめる。
すると、ライナーが口を開いた。

「な、なんでもない!本当にベルトルトには関係ない話だ!」

ライナーの言葉にアニがコクコクと頷いていた。

「へぇ〜・・・僕には関係ないこと・・・」

僕は少し寂しかった。二人に隠し事をされることが初めてなので、モヤモヤした。

(関係ないこと・・・本当にそうなのかなぁ・・・)

僕が二人を怪訝な顔で見つめていると

「お、俺たちこれから野暮用があるんだ!また後でな!!」

「じゃあね。」

そう言い残し二人は去ってしまった。

「あ・・・」

僕はそこに一人、取り残されてしまった。

(なんだよ、二人して。野暮用って・・・僕も行ったら駄目なのかな?うん。きっと駄目なんだ。だって、わざと僕を置いていったんだから。)

そんなことを考えながら部屋へ戻る。
ガチャと扉を開けると、そこには同室のアルミンとマルコしかいなかった。

(あれ?二人だけ?どうして?エレンたちは・・・)

僕が辺りを見回しても二人しかいない。
すると、アルミンが僕の存在に気づき読んでいた本を置いた。

「やぁ、ベルトルト。エレン達ならさっき、街に出ていったよ。」

「え?街に?皆で?」

マルコも僕とアルミンが話している声に気づき、本を置き僕達の会話に入る。

「買い物しに行くって言っていたよ。」

「え!僕にも声かけてくれたら良かったのに・・・」

「あ!ええとね、エレン達の急用だから急いで行っちゃったんだ。」

アルミンが淡々と説明する。

「急用か・・・じゃあ、どうして君たちは残ったの?」

「僕は今読んでいる本を読みたかったから・・・」

マルコが理由を説明した。

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ゆうりん@アニメ厨 - ズッコケマンさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!!応援もありがとうございます!ライナーの生誕祭も書く予定なので、8月1日楽しみにしていて下さい!(まだまだだけど・・・) (2018年1月1日 17時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)
ズッコケマン - 面白かったです!ライナーマジ神!!更新頑張ってください! (2018年1月1日 14時) (レス) id: fab6254a4d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん@アニメ厨 - ズッコケマンさん» お祝いの言葉ありがとうございます!これからも一緒にベルトルトを愛しましょう!ww (2017年12月30日 15時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)
ズッコケマン - ベルトルトhappybirthday!! (2017年12月30日 14時) (レス) id: fab6254a4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうりん@アニメ厨 | 作成日時:2017年12月30日 14時

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