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意を問う ページ18

貴方side

あの少年が向かったのは銀時たちの歌舞伎町がある方面だ

「…こんな御時世 子供があんなに苦しむことなんてあるのかねェ」

私の足は自然と少年の向かった方を向いていた

少し伸びた髪が風に吹かれて顔を擽る

赤いピン留めを使って邪魔にならないようにする

「あー、暑い暑い」

まだ夏の暑さが残る秋

服的には大丈夫だが問題は日差しだ

あれはタチが悪い

自分は黒い服を着ることが多い為、光を吸収し白よりも熱くなる

「白も買おうとするかね…はぁ…」

・・・

じりじりとした炎天下の中を約十数分歩いた後、銀時とあの少年に出会った

銀時「おー、Aじゃんか」

「あぁ」

銀時「えぇ、反応薄くな〜い? 照れてんの?ねぇ照れてん…」

「照れていない…全く、私はその少年に用があってきたんだよ」

?「え!? おいら?!」

「あぁ、手前だ」

私がその少年の肩をつかもうとした瞬間に後ろから二の腕を揉まれた

「へ?」

銀時「いやぁ、夏様様だわ〜 こんなノースリーブなんて、ねぇ? 唆るわぁ」

「っ〜〜〜!!」

顔に熱が集まっていくのがわかる

ただ外が暑いだけじゃ無い

羞恥心の所為だ

握った右手に力がこもる

銀時「あれ、やばいわこれ」

「ふっ」

構えて、踏み込んで、鳩尾に入れる

銀時「ぐほっ!」

銀時が飛ばされ地面に尻をつく

「ばっかじゃないの?!? どこ触ってんのよ!?」

銀時は腹をさすりながら立ち上がり

銀時「いやぁ、柔らかかったなぁ 『実物』はもっと柔らかかったけど」

「こ、ここでそんなことを!! ほんっとにありえない!!」

銀時「いいだろ、そんなもん 減るもんじゃ無いんだし」

「私の中で何かが減る気がするの!」

私はこの時、あの少年のことはすっかり忘れてしまっていた

悪しき思ひ出ふつふつと→←思い



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煎餅布団(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます!更新頑張ります…! (2018年5月15日 23時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 応援してます!更新頑張ってください!!d=(^o^)=b (2018年5月15日 23時) (レス) id: c6018d0b79 (このIDを非表示/違反報告)
煎餅布団(プロフ) - ジンジャエールさん» ありがとうございます!私の作品で感動してくださるとは…!感無量です泣 コメントありがとうございました! (2018年1月20日 11時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
ジンジャエール - とってもおもしろいし感動しました!続きを楽しみにしてます! (2018年1月20日 8時) (レス) id: ab2c526f84 (このIDを非表示/違反報告)
煎餅布団(プロフ) - 紅夜桜さん» ありがとうございます! 今夜、更新します!お楽しみに!← (2017年11月30日 15時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煎餅布団 | 作成日時:2017年10月8日 14時

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