私、失敗しないので

Dr. 46 ページ47

なんて美人な鬼なんだ、今まで人間の形してないやつばっかりだったからなぁ

やっぱり美人はいいなぁ←


珠「そちらの方は･･･大丈夫ですか？？」



炭「いつも通りなんで大丈夫ですよ」



けなされた気がするけどもう私気にしないこんな美人がいるんだから･･･





貴『肩に小さいが深い傷･･･血を流しすぎてまぶたの裏が白い貧血気味だ。
何があったの？』



美人に目をハートにさせていたが、美人の横のベットに寝ている女の人が気になり、簡単な診察をした

これだけ小さい傷口から血が流れてしまっている、余程の力がなければ出来ない

だとすれば



貴『鬼か･･･』



珠「えぇ、鬼にされたのはこの方のご主人です。ご主人は気の毒ですが拘束して地下牢へ」



私がいない間に何があったんだ･･･鎮痛剤と貧血を治す薬を枕元に置いた



珠「あなたは医者なのですね、」


貴『まぁ、手術が得意な医者で大門Aです。でも一応炭治郎と同じ鬼殺隊でもあるんですよ？』


胸にぐっと手を当てて自慢げに言う姿はとても子供らしい


やはり普段と医者の時とは性格が変わってくる。炭治郎はもう慣れていたが、慣れてない珠世や愈史郎は目を見開いた。第一印象が悪かった


貴『でも美人さんも医者なんだね、この処置お見事』




珠「えぇ私は医者です。この程度しか出来ませんから･･･」



鬼が医者ねぇ･･････めっちゃいい人やん好き惚れた。



炭「人の怪我の手当をしてつらくないですか？うっ！！」



炭治郎って優しくてすごいお兄ちゃんだけど、デリカシーってのが時々抜けてるんだよね。


そりゃ殴られるよ



愈「鬼の俺達が血肉の匂いに涎を垂らして耐えながら人間の治療をしているとでも？」



怒ったように言うが少し傷ついているようにも見える。
鬼であるが故に人を喰べる化け物だと怖がられ、罵倒され殺される

全ての鬼がそんな酷い鬼ではないと私たちが知っているはずだ



珠「よしなさい、なぜ暴力を振るうの

名乗っていませんでしたね、私は"珠世"と申します。そのこは"愈史郎"仲良くしてやってくださいね」



貴『おーけー珠世さん、愈史郎よろしくね〜！！！』


ﾍﾞｼﾍﾞｼ
愈史郎の肩を軽く叩いた←(本人は軽くって思ってるけど実はめっちゃ強め)



愈「やめ、痛い！！この怪力女！」



貴『ありがとう褒め言葉』



炭「(無理だなこれは･･･)」



炭治郎はAが居るのでますます無理だと感じた。Aは手加減や思った事をはっきり言うので時々爆弾を投下するから

いや炭治郎も同じや

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