私、失敗しないので

Dr. 28 ページ29

最終選別は藤襲山という場所で行われるらしい、行ったことがないからわかんないけど藤の花が沢山あるのかな･･･



炭「凄く濃い匂いがする･･･花？」



貴『それもしかして藤の花じゃね。その方向に向かおう』



藤の花には毒があるが私は藤の花好きなんだよね綺麗だし花言葉が《決して離れない》とか《優しさ》だから


あぁー現世で時々居たなぁ藤の花の毒で救急搬送された人･･･


しばらく歩いていくと私にもわかる程藤の花の匂いがしてきた。
結構な量だ、これ




貴『うわぉ綺麗』


炭「あぁ、禰豆子にも見せたい」



この子の頭は9割禰豆子だよ。良い子だ。



あれ･･･でも藤の花今季節じゃなくね

まわりが藤の花で満開の階段を登っていくと、あがりきった場所にはたくさんの子供達が居た





貴『みんな顔緊張してんなぁ、』



炭「Aは緊張感無いんだな。」




貴『悪気はないって分かってるけど傷つく。』






緊張感がないって前世でもよく言われてたなぁ、あら最近前世を思い出す･･･走馬灯？私死ぬの？？やぁねぇ



ってあのかくかく金髪の男の子･･･ほっぺた真っ赤だし膨れてね？？？引っぱたかれたの？





貴『君おたふくみたいな顔だけど、どしたの？大丈夫？』



おたふく「え、心配してくれるの？」




貴『まぁ、すごい顔だからね。』



大丈夫かの問いには答えてくれなかったけどなんか声は元気そう･･･



すると突然手をガシッと捕まれた



おたふく「結婚してくれぇぇ」



貴『え。頭打った？』




おたふく「そういう返し方は今までになかったからすごい傷つく！！！」


いやそう言われても･･･あって数秒の相手に求婚するやつがあるか？普通に頭トンチンカンなやつだけやぞ




貴『そもそも誰やし』



善「俺は我妻善逸だよぉぉぉ！君は！？」



貴『大門A〜、自己紹介する前に結婚しようはやめようね変人と思われるよ。

そしてほっぺたの傷見せてよ私医者だから』



傷の手当してる途中話してたけど、この子求婚するとこ以外は良い子みたい。

けどこの最終選別で死ぬ気らしい




なんで死ぬ人に求婚されなきゃ行けないの私



貴『はい私が手当したんだから死んだら殺す』



善「酷くない！？2度も殺されるの！？」




あ、でも可愛い女の子に殺されるなら本望とか気持ち悪いクネクネしながら言われた


ちょっと今始末した方がこの先こいつの被害に会う女の子の為？



善「え、なんで刀抜いてんの、なんで俺に刃が向いてんの！？」




貴『罪を犯す前に･･･』

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