私、失敗しないので

Dr. 15 ページ16

鱗「やっとも戻ってきたか･･･お前にも聞こう、妹が人を食ったときお前はどうする」



どうする？？？

喰ったら？･･･禰豆子がん



貴『まぁそうなることは無いけど、もし喰ったなら禰豆子を私たちの手で、殺さないと。私たちの都合で人を殺めては行けない、もしそんなことがあったら私は腹を切ろう


まぁ私なら食われた人息があるなら助けるけどね
私失敗しないので』



炭「っ！！」



炭治郎、ひどいこと言ってるかもしれないけど、これは私達でどうこうできる問題じゃないの･･･人の命に関わってくるから


もし喰ったら？･･･人一人の命が無くなる可能性だってある、私達の背負ってる責任って言うのはこういう事なの




貴『絶対禰豆子に人喰いをさせない』



炭「俺も、禰豆子に人喰いになって欲しくない。かならず人間に戻す」


さすが炭治郎、よく決断したよ



鱗「･･･ではこれからお前達が鬼殺の剣士としてふさわしいかどうかを確かめる。妹を背負って着いてこい」


貴『いや、だから私医者に･･･』




なんだよ鬼殺って、知らんわ。私は医者になりたいの･･･人の話を聞かねぇ天狗だ


炭治郎がついて行くなら必然的に私も行くことになるんだよ！


炭治郎と禰豆子命だから！！




ﾀｯﾀｯﾀ



早くない。早くない？？

それになんで足音しないの。バケモンかよ
ごめん天狗だったね



炭「A、ありがとな。」



貴『私知らない間にサービス精神つけたのかな』



炭「ちょっと何言ってるかわかんないけど、


俺、あのときすぐ答えられなかったんだ･･･だから叱られた。Aのおかげで目が覚めた、た、ありがとう」



いや、そんな改まってお礼言われても･･･



走ってるし。あんまり大きなリアクション出来ないんだけど



貴『あそこで決断したのは炭治郎、居候の私ならまだしも、身内の貴方にとってな大きな決断だよ、えらい。これから頑張ろう』




走りながらだから揺れるけど頭を撫でればにこっと無邪気さが残る笑顔をむけてくれた




炭「あぁ！俺はやるぞ、禰豆子をかならず人間に戻して、綺麗な着物や簪を買ってやるんだ！」




貴『うわぁでたシスコン』



だろうと思ったよ、いや仕方ないか最近家族を失って禰豆子だけになって･･･




炭「あ、あと･･･Aもちゃんと家族だからな」


ｶﾞﾘｶﾞﾘ


炭治郎の背負っている籠からまるで肯定しているかのように爪でカリカリする音がした、



貴『ふ･･･ありがとう』


鱗滝左近次(泣ける気がする･･･)

一人感動していた。

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