私、失敗しないので

Dr. 10 ページ11

貴『お前絶対モテないでしょ。』




「･･･」




貴『なんか喋れやオイ。』




ようやく少しずつ動けそうになった、ので引こずるのやめて欲しい切実に

コイツ躊躇いなく引こずるとか、絶対顔面パラダイスなやつだろそうだろ。




思いっきり首を引こずっている男の方に向かせた




貴『え、なにこのイケメン。うざっ


髪ギザギザやん。』





「兄は気絶させた･･･、貴『無視か。』･･･妹の方も気絶させたが斬るつもりは無い。口に枷を付けておいた」



禰豆子を斬らないなら敵ではない･･･か？


いやそもそもマイエンジェルたち殺しかけたとか私にとって天敵だわ


とにかく、一応禰豆子の傷見ないと



貴『傷は･･･無い？消えた？･･･脈もはっきりしてる、大丈夫』



「医者か･･･」




貴『まぁそんなとこかな、私失敗しない医者なので、そこら辺のやぶ医者と一緒にしないでよね』




実際この時代だとちゃんとした医療が出来ない、けどだからって助けられる命を見捨てるほどクズじゃない

アンタらが助けられない命、私が助ける。

私失敗しないしないから




ｷﾞｭｯ


炭「はぁ、はぁ、･･･」


泣きながら隣に眠っている禰豆子の羽織を掴む炭治郎


「起きたか」


ギザギザ髪のイケメンが炭治郎に話しかけると禰豆子を守るように抱き抱える



兄妹愛って素晴らしいよね。



「狭霧山の麓にある鱗滝左近次という老人を訪ねろ、_冨岡義勇_に言われて来たと言え」


あら顔も良ければ名前もかっこいいって言うの？憎たらしいな



富「声に出てるぞ･･･今は日が差してないから大丈夫なようだが、妹を太陽の下に連れ出すなよ」



ｻﾞｯ


消えたんだけど。え、消えたんだけど！？あいつ超能力者かすげぇな！



炭「･･･戻ろう__家に」




貴『うん･･･禰豆子私が背負いたい』




炭「大丈夫なのか？･･･じゃあよろしく、起こさないようにな」



さすが長男･･･




貴『ねぇ炭治郎･･･これからどうする、』



あんな事になって、炭治郎の家族はもう禰豆子だけになってしまった




炭「行くよ、さっきの人が言ってた鱗滝左近次さんという人の所に･･･みんなに、最後のいってきます(さよなら)を言いたいから」


そっか、炭治郎らしいね。

きっと炭治郎なら禰豆子を、人間に戻してあげられる。



家に帰って、みんなをちゃんと埋めてあげた。ごめんね、ごめん、と謝りながら、でも最後は

頑張るよ、"行ってきます"と言えた

炭治郎がAと禰豆子の手を取り走り出した


炭「行くぞ」

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