私、失敗しないので

Dr. 111 ページ13

その代わり衣食住は確保され

遊女として出世できれば裕福な家に身請けされることもあった

中でも遊女の最高位である″花魁″は別格であり

美貌･教養･芸事、全てを身につけている特別な女性


位の高い花魁には簡単に会うことすら出来ないので


逢瀬を果たすため男たちは競うように足繁く花街に通うのである




そして今、私達も花街で1番の花魁になろうと


した結果やばい事になった。



オババ「いやぁこりゃまた


不細工(･･･)な子達だね･･･」



はぁーい！右から１２３っと不細工勢揃い



世の男子がキュンキュンしちゃって死んじゃいそう！･･･と人気な金髪の持ち主の″善子″

広い心と広いおでこ！その純粋な目に引き込まれてしまう！！･･･と結構まじのやつ″炭子″


貴方の本当の好きな人にならないと声が出せないの！♡そんな魅力的な秘密を抱える″猪子″


貴『いや･･･奇跡的なブス･･･(ﾎﾞｿｯ』



オババ「うちではちょっと･･･先日も新しい子入ったばかりだし悪いけど



まぁ1人くらいならいいけど」


絶対このオババこの筋肉ダルマの方見て妥協したぞ

なんだよこいつ無駄に顔は良くなりやがってゴリラが人間に化けとる。



宇「(またこいつ変なこと思いやがった。)

じゃあ1人頼むわ、悪ィな奥さん」



めっちゃ顔赤くなっとるで、隣のおっさんヤバい顔になってる



オババ「そこの布を被ってるお嬢さんの顔は見せてくれないのかい？」



貴『私？･･･』


辛うじて顔を上げ筋肉ダルマと目を合わせる


宇「いいぞ」



貴『了解。


では取りましょう』


頭にかぶせていた布を取ると、あからさまにオババとおっさんが驚いた表情をした



オババ「じゃあ･･･＿＿＿」






貴『どうも？･･･笑』









ときと屋＿＿＿



貴『だァァァァ、しんどい。

なんで入ってそうそう″花魁″なんだよおい。1時間前まで花魁だったお姉たまと時期花魁たまにめっちゃ睨まれるやん･･･


つか花魁することないな･･･』




私と炭治郎がここに買われた。本当は私だけだったが、炭治郎も一緒がいいと言ったら了承してくれたから


炭治郎は下のお姉さん達に連れていかれわたしは1人1番上の階のいちばん広い部屋に置かれた



1人ですることも無く手遊びをしているとこの部屋の襖を開ける音が聞こえた




「貴女がついさっきなった花魁？」


貴『です･･･どちら様？』



「貴女が来るまでここの花魁をしていた鯉夏と言うの」


ヤバいっ早々来たよ怖いの！殴られるのかな、炙られる！？

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