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「上杉君?」

「何やってんだよこんな遅い時間に」

「上杉君こそ何してるの」

「親と喧嘩して家出てきた立花もか?」

「違うよ。なんか気分でさ」

「立花は、気分で夜中に外出ないだろ。無理しないで相談しろよ。」

「ありがとう。でも大丈夫。もう楽になれるから。バイバイ上杉君」

「立花?」

「大好きだったよ。みんなのこと。」

「立花?!」

「追いかけないでね。さよなら」

「おぃ...」

近くの木が沢山ある所に来た

すぐそこに落ちたら…死ぬ?のかな。それくらいの崖があった。

森…だ。

どうしよう。私はただここにきたかったわけじゃないと思う

前に…きたことがある。いやないかな。

崖に落ちてみようかな。

崖に近づく。すると私と同じくらいの歳の美人な女の子がいた。

「あなた、立花彩?」

「?!なんで知ってるの?!」

「あぁ。ごめんなさい怪しかったわね。私があなたをここに呼んだの。」

え?私は確か自分でここに来たはず。

怪しくない?この子?

「ごめんなさいね。私は立花来芽。」

「来芽...ちゃん?」

いや、違うかも。

「そうよ。時々上界から、地球に降りてきて、彩や、奈子や、ママのことを見てるのよ。そこで偶然この森に出会って最近はほぼ毎日ここに来てるの」

「彩。あなたをここに呼んだのは私の本当の気持ちを伝えるため。そして私もうすぐ...って言っても10年後くらいかな?に生まれ変わるの。その準備しなきゃ行けないから今みたいに地球に戻ってくることは少なくなるかもしれない。

だけどね私はこの生活好きよ。生まれて来れなくて良かったかも。失礼かな?私は彩が生まれてくれて良かった。じゃないと、探偵チームKZは、出来なかったかもだし殺人事件が起きてたかも。」

消えた自転車は、知っているか。

「彩もほんとは死にたくないでしょ?」

「え?...う。うん。でも来芽姉さんに悪いかもって。」

「いいのよ。あ、誰か来る。私は消えるわ。いつでもあなたのそばに居るから呼んでね!

最後に!彩!大好きよ!」

そう言って来芽お姉ちゃんは消えていった。

「来芽お姉ちゃん。私も大好きだよ」

「立花!/あーや!」

「みんな...」

「心配したんだぞ!仲間の...1人...がいな...くなる...かと...」

「若武...ごめんなさい。」

「立花があんなこと言ってどっかいって...もし、この後なんかあったらって思ったら俺すげえ心配で。」

「上杉君。ごめんなさい」

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作者名:花桜優音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/  
作成日時:2019年3月2日 21時

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