168訓 ドSを信じちゃいけません ページ23
ーー屯所
「ただいま帰りました」
山崎「あ、お帰りAちゃん」
「ただいま。土方さんは?」
山崎「あー副長ね?副長なら部屋にいるよ?」
そんな話をしていると大きな足音が近づいてきて
「な、何?」
山崎「あー多分・・・」
土方「帰ってきたようだな?」
それは土方さんの足音だったようで私の前に鬼の形相で立っている。
尚且つ腰に両手を当てているという。
つまりめっちゃ怒っていらっしゃる。
「ひ、土方さん・・そのサボってたことも逃げてたことも謝ります・・けど・・その・・」
土方「あぁ。それで?」
「で、でも・・お友達を助けてあげたかった・・っていうか・・子供の夢を奪わないように頑張ったっていうか・・・」
私は冷や汗をダラダラ流す。
もう自分の顔絶対真っ白だよ。
土方「あぁ内容は知ってる」
「あっ!!総悟に内容聞いたんですね!!なら」
土方「総悟だぁ?」
総悟の名前を出した瞬間先ほどよりも鬼ヅラが増したような気がする。
「え・・・??」
その様子を見たザキさんが説明してくれた。
山崎「Aちゃん・・今は沖田隊長の話は禁句だよ?」
「何で??」
山崎「沖田隊長・・今日だけでサボるは壊すわ始末書は書かないは副長に嫌がらせするわでね。逃げてるんだよ」
「はぃぃぃいいい!!?」
内容を理解し叫んだ私。
「だって総悟が土方さんに私の事説明してくれたって・・」
土方「あ?何言ってんだテメェ。テメェの事を話してくれたのは吉原の女だぞ?」
「え・・」
山崎「そうだよ?確か・・金髪の」
「月詠さんだ!!」
山崎「うん。自分のせいでAちゃんが怒られちゃうからって説明しに来てくれたんだよ」
って事はつまり?
総悟の野郎私を騙しやがったのか・・。
「総悟・・アンタねぇ・・」
私は後ろに立つ総悟に文句を言ってやろうと振り返れば
「あれ?」
総悟がいなかった。
土方「A。俺はテメェのことはもう怒ってねぇよ。だがテメェにやってもらうことがある」
「な、何でしょうか?」
土方「わかるだろ?テメェは副隊長だ。隊長の残した仕事は?」
「・・・総悟のクソ野郎ぉおお!!!」
私は涙を流しながら寝ないて始末書に取り組む。
「アイツの狙いはコレだったんだ」
廊下では
総悟「甘いんでさお前は」
ニヤリと笑った総悟がいる事は知らないのであった。
ーーお弁当大作戦 完
実はこの話書いてて楽しかったです笑
169訓 冬は暖かい格好で*→←167訓 ドSの考えはドMにはわからない
67人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沖田いずみ(プロフ) - おおのさん» コメありがとうございます(^ ^)リク使わせていただきます!!お待たせしますがお待ち下さい! (2016年12月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
おおの - いつも楽しく読ませていただいています!亀更新でも大丈夫なのでこれからも続けて言ってほしいです! そこで1つリクエストなのですが 総悟が主人公にドッキリを仕掛けてのloveが読んでみたいです。 (2016年12月13日 16時) (レス) id: 4f867c4ff2 (このIDを非表示/違反報告)
龍鹿(プロフ) - 原作沿いって良いですね!面白いです!頑張ってください! (2016年11月23日 11時) (レス) id: de7dc4b16d (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 続編おめでとうございます! 遂に、4までいきましたね!これからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年10月19日 14時