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165訓 やっぱお母さんの懐は大きい ページ20

「・・ぜぇ・・はぁぜぇ」


私は汗を流しながら息切れしている。


九兵衞「大丈夫か?そんなに慌ててどうした」


神楽「ヒィヒィフゥーアルヨA!!」


お妙「神楽ちゃん。それは違う時に使う整え方よ?」


さ「元はと言えばアンタがコイツらにしっかり弁当について教えればこんな事にはならなかったのよ」


月詠「すまないA。まさかそんなに慌てて来るとは思わなかったのじゃ。焦られせ悪かった」


それぞれが私の状態を見て行ってくるが言いたいことがある。


「お、遅れてごめん・・ゼェハァ・・で、でも・・違う・・から」


私は呼吸を整えるとみんなに言う。
ちなみに目の前のみんなは頭にハテナが浮かんでいる。


月詠「と言うと?」


「ひ、土方さんに・・上司にサボりがバレて・・必死に撒いてきた・・」


そう、私はバレた瞬間全力で土方さんから逃げ回り吉原までやって来たのだ。
コッチが解決しても屯所に戻ったら説教が待ってるかと思うと泣くしかない。


お妙「全く、相変わらず大変そうね。で?月詠さん。本題に移りましょうか?」


妙ちゃんはニコニコと話す。


月詠「あぁ、実はだな日輪に謝ろ「母ちゃん!!」


月詠さんがみんなで謝ろうと話始めようとした時にそれを遮って聞こえたのは晴太くんの声で


「あれ?」


どうして出て行ったはずの晴太くんが戻ってきたのか不思議に思う。
そして晴太くんは私たちなど見向きもせずに台所の日輪さんの元へと向かって行く。
その姿を私たちは影から見守ることにした。


晴太「母ちゃん!!ごめん・・俺・・」


台所で弁当を作っている日輪さんの背中に向かって言う晴太くん。
それに対して日輪さんは弁当を作りながら言った。


日輪「どこ行ってたんだぃ?明日も寺子屋だろぃ?さっさとご飯食べてさっさと寝な」


晴太「母ちゃん・・・うん!!!」


まさかの展開が起こった。


「よかったよかった」


私たちは何だかホッコリしたのである。


月詠「悪かったな。主らも忙しいのに呼んで」


「大丈夫だよ。じゃ、明日どうなったか連絡頂戴ね」


そう言って私たちはソコを後にしたのだった。


「ふっふーんふっふーん」


私は上機嫌に鼻歌を歌いながら帰り道を一人歩く。
え?周りの視線が痛い人を見る目だって?
気にしない気にしない。
だっていい事があったんだから。


「あれ?何か忘れてる?」


?「お嬢さーん。俺と少ーし話しやせんかぃ?」


いきなり声をかけられた。

166訓 軽々しい態度で女の子が捕まると思ったら大間違い→←164訓 お母さんの弁当にケチ付けるなんて許さない



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沖田いずみ(プロフ) - おおのさん» コメありがとうございます(^ ^)リク使わせていただきます!!お待たせしますがお待ち下さい! (2016年12月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
おおの - いつも楽しく読ませていただいています!亀更新でも大丈夫なのでこれからも続けて言ってほしいです! そこで1つリクエストなのですが 総悟が主人公にドッキリを仕掛けてのloveが読んでみたいです。 (2016年12月13日 16時) (レス) id: 4f867c4ff2 (このIDを非表示/違反報告)
龍鹿(プロフ) - 原作沿いって良いですね!面白いです!頑張ってください! (2016年11月23日 11時) (レス) id: de7dc4b16d (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 続編おめでとうございます! 遂に、4までいきましたね!これからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年10月19日 14時

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