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162訓 獅子は子供のために谷底に突き落とす ページ17

ーー次の日


月詠「それはないじゃろ・・」


さ「ない以前に余計に一緒に食べる機会無くなったわよ・・100%浮いてるもの」


「こんにちわー」


私は昨日の九ちゃんの結果を確認しにひのわにやって来た。


「で?話盛り上がってるみたいだけど結局上手くいったの?」


月詠「上手くいかなかった以前に余計に浮いた」


「へ?」


いったいどうゆうことなのか確認すれば、何でも九ちゃんが用意したのは捕獲レベル8のバララワニ(生きてるやつ)だった。


「それスゴくない!?めっちゃ目立って万々歳じゃん!!」


さ「アンタどんだけポジティブなのよ!!目立ちすぎでしょうが!!」


「だって捕獲したら『キャー晴太くんカッコいーいー』って女子にモテモテだよ?」


月詠「捕獲できたらじゃがな」


と呆れたように月詠さんは言う。
さっちゃんに至っては私のキャラが崩壊していると文句を言ってきた。


「マズい・・常識人だと自負してたのに・・またイボになる・・」


九兵衞「Aは少なくとも常識人ではないぞ」


「晴太くんにバララワニ持たせる九ちゃんに言われたくない!!」


?「全く・・女がこんなに揃って呆れますよ」


そう言ってきたのは妙ちゃん。
九ちゃんから話を聞きつけやって来たようだ。


お妙「捕獲レベル8はやり過ぎよ」


月詠「いや、そうゆう問題じゃないだろう」


九兵衞「そうかな?ちょっと荷が重いと思って家庭という重荷は除いたんだけど」


そのバララワニには


『P.S.お父さんとお母さんの問題は解決したので心配しなくていいです』


と手紙が付けられていた。


「確かに昨日よりは重荷は減ったけどさ」


月詠「いや、それ以前にそんな家庭は元々ないがな」


お妙「確かに獅子はたくましく育てるために子を谷底に突き落とすけれど、晴太くんはこれまであなたたちのクソみたいな弁当ですでに谷底に落とされていたもんよ」


「た、妙ちゃん・・今の言葉かなり心にグサッて刺さったんだけど・・」


お妙「谷底を這い上がってきた子にバララワニにはないわよ」


九兵衞「ゴメン、妙ちゃん・・」


九ちゃんもだいぶ落ち込んでいるよう。


お妙「やっぱりちゃんと調理してお弁当として出してあげるのがお母さんのとるべき道でしょ?」


「「ごめんなさい」」


私と九ちゃんの声がかぶった。
さっちゃんは謝る気はないらしい。


お妙「明日は私が見本を見せます」


と言った妙ちゃん。
少し心配だが任せることにした。

163訓 自分の弁当は自分で作りな!お母さんに甘えるな!!→←161訓 やっぱ子供の弁当は栄養が大事



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沖田いずみ(プロフ) - おおのさん» コメありがとうございます(^ ^)リク使わせていただきます!!お待たせしますがお待ち下さい! (2016年12月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
おおの - いつも楽しく読ませていただいています!亀更新でも大丈夫なのでこれからも続けて言ってほしいです! そこで1つリクエストなのですが 総悟が主人公にドッキリを仕掛けてのloveが読んでみたいです。 (2016年12月13日 16時) (レス) id: 4f867c4ff2 (このIDを非表示/違反報告)
龍鹿(プロフ) - 原作沿いって良いですね!面白いです!頑張ってください! (2016年11月23日 11時) (レス) id: de7dc4b16d (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 続編おめでとうございます! 遂に、4までいきましたね!これからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年10月19日 14時

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