161訓 やっぱ子供の弁当は栄養が大事 ページ16
ーー次の日
九兵衞「いや確かにお母さんかもしれないが」
「結局のところさっちゃんもダメだったじゃん！！しかも私より酷い！おかずないじゃん！！」
さ「おかずも米もなかったAに言われたくないわよ！！」
「私にとってはみたらしはご飯でありおかずでありデザートなの！！」
月詠「Aも猿飛も止めるのじゃ。二人ともダメだったことを認めるのじゃ」
さ「アンタに言われたくないわよ！！」
「月詠さんに言われる筋合いないわ！！」
そんな私たちをなだめたの先ほどひのわにやって来た九ちゃんである。
九兵衞「確かにデコ弁も好きなモノを入れてあげるのもお母さんらしい。だけど・・」
そう言ってさっちゃんの弁当の中身を見た九ちゃんは
九兵衞「コレはゾンザイすぎはしないか？」
「だよね！！だよね！！どう考えてもさっちゃんのは間違ってるよね！！」
さ「Aに言われたくないわよ。第一お母さんなんて冷えた愛情もレンジで温められると思ってるもんよ」
九兵衞「P.Sに至っては弁当なんか関係なさそうだ」
そうその弁当は日の丸弁当におかずは
『冷蔵庫に昨日のラザニアがあるのでチンして食べてください。P.S.お父さんとお母さんが別れたら晴太。どっちに着いていく？』
と書いた紙が入っているだけだった。
さ「おかずが足らなかったから重ためのデザートを入れたのよ」
「んな弁当胃もたれ間違いなしじゃん！！」
月詠「はぁー。しかしどうしたもんじゃの・・」
九兵衞「確かにこんな重たい弁当・・辛いな」
さ「じゃあどうすりゃいいのよ！！アンタは心に男を飼ってるでしょ！！だったら男の子の気持ちだってわかるでしょ！！アンタがやりなさいよ！！」
さっちゃんのそれに九ちゃんは私たちの気遣いは無用だと言う。
九兵衞「僕はあれ位の年頃には武者修行をしていた。己の腹は己で満たしていた。彼も男だ。小遣いでも渡して自分で何とかさせるのはどうだろうか」
「ちょ！それじゃ栄養が！！」
月詠「毎食団子の主に言われたくないの」
「うるさい！！」
九兵衞「何もそんな事は言っていない。それで軟弱なっては困るからな。男が食むべきものはだな」
そう言った九ちゃんはどこかに出かけて行った。
そんな私たちの悩む姿を冷や汗ダラダラで見つめている晴太くんがいることを私たちは知らずに談義しているのである。
「明日は九ちゃんの弁当か・・うん。楽しみ」
162訓 獅子は子供のために谷底に突き落とす→←160訓 明日のお弁当何かな？そんな期待を子供は持っている
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沖田いずみ(プロフ) - おおのさん» コメありがとうございます(^ ^)リク使わせていただきます！！お待たせしますがお待ち下さい！ (2016年12月13日 22時) (
レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
おおの - いつも楽しく読ませていただいています！亀更新でも大丈夫なのでこれからも続けて言ってほしいです！ そこで１つリクエストなのですが 総悟が主人公にドッキリを仕掛けてのloveが読んでみたいです。 (2016年12月13日 16時) (レス) id: 4f867c4ff2 (このIDを非表示/違反報告)
龍鹿(プロフ) - 原作沿いって良いですね！面白いです！頑張ってください！ (2016年11月23日 11時) (レス) id: de7dc4b16d (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 遂に、4までいきましたね！これからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい！ (2016年10月19日 18時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2016年10月19日 14時
