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159訓 デコ弁は懲りすぎてもよくない ページ14

ーー次の日


「お邪魔しまーす。どうだった月詠さん」


私は見回りの帰りに吉原によることにした。
理由はやっぱり昨日のことが気になるため。


月詠「A。全然ダメだったぞ。主が渡したデコ弁の本を参考にして作ったのじゃが・・ひと口だけ食べて後は残してきたぞ」


「え!?だってデコ弁ってめっちゃ憧れるヤツじゃん!!何でダメだったの?」


私は気になり中身を見てみればクナイの形をしたおにぎりが二個と・・・血が付いたガチのクナイが入っていた。


「え・・・どうゆうこと?」


月詠「流行りのデコ弁とみんなで楽しめる遊びを入れたのじゃがな・・」


「いや遊びじゃないから・・何このガチのロシアンルーレット方式・・」


月詠「そんな事言ったってわっちだって弁当なんかマトモに作ったことないんじゃ!!」


「だからってこんな危ないランチなんかしたくないわ!!」


月詠「そこまで言うならAが作ったらいいじゃろうが」


「え・・・・」


まさかの投げられたボール。


日輪「そうだね。月詠がダメならアンタが作ってちょうだいよ」


「いやいやいやいや!!私はお弁当なんて作ったことないし!!」


月詠「でも昨日自分の弁当は作ったことがあると言っていたではないか」


「自分と他人じゃ別モンだよ!!無理!!私に子供のお弁当は無理!!」


私は全力でお断りする。


月詠「主は子供じゃろ?なら子供の気持ちがわかるじゃろうが」


「あーもう子供でいいから!!子供は子供の弁当作らないから!!」


それだけ言って


「わ、私まだ見回り残ってるから・・」


逃げようと思ったのだが・・


月詠「どこに行くんじゃ?」


私の周りにはクナイ。
何コレ・・もう脅しでしょ・・


「わ、わかりました・・・私が明日は晴太くんのお弁当作ります・・」


私は冷や汗を流しながら了承したのであった。


「・・・・子どものお弁当っていったら」


私は今日はひのわに泊まることを近藤さんに連絡すると一人台所で格闘する。


「もうコレしか考えられないよね!!つうか子どもの弁当ってこうだよね?こうじゃないときっと晴太くん食べてくれないもんね!!」


私は台所で独り言を呟くと作業を開始した。
その頃後ろでは


晴太「まぁA姉ぇなら間違えてもデス弁は作らないとは思うし自分の弁当作ってるくらいだから大丈夫だよね」


と晴太が呟いていることは知らない。

160訓 明日のお弁当何かな?そんな期待を子供は持っている→←158訓 子供の世界って大人が思うより厳しい



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沖田いずみ(プロフ) - おおのさん» コメありがとうございます(^ ^)リク使わせていただきます!!お待たせしますがお待ち下さい! (2016年12月13日 22時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
おおの - いつも楽しく読ませていただいています!亀更新でも大丈夫なのでこれからも続けて言ってほしいです! そこで1つリクエストなのですが 総悟が主人公にドッキリを仕掛けてのloveが読んでみたいです。 (2016年12月13日 16時) (レス) id: 4f867c4ff2 (このIDを非表示/違反報告)
龍鹿(プロフ) - 原作沿いって良いですね!面白いです!頑張ってください! (2016年11月23日 11時) (レス) id: de7dc4b16d (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 続編おめでとうございます! 遂に、4までいきましたね!これからも楽しみにしてます。更新頑張って下さい! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2016年10月19日 14時

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