【銀魂】副隊長は天人さんです＊完結編

８＊ ページ10

「はぁー。あの二人、江戸を護るって目的は一緒なのに、仲良くやろーとしないんだよねー」


俺の背後で声が聞こえてソチラを向けば、ソファーで酒を飲みながら言うAちゃんの姿。
その姿を見てもう一つの疑問が生まれる。


新八『真選組だって解散しただろ』


先程の新八の言葉。
真選組が解散だと・・。


銀時「あのーお嬢さん？」


「何ー？馴れ馴れしいチン◯さん」


銀時「ブフッ！！」


俺はお酒を吹き出した。
あの顔だけ美少女死神は、とんでもねぇことを言いやがる。


「汚いなー。でー私になにかー？」


そう言って俺を見て微笑んでいる。


銀時「あ、あの、さ・・真選組はどうなったの？」


「死神になったー」


銀時「はぃいいい！！？真選組全員もれなく死神かよ！！全員で銀魂からBLEACHに変更かよ！！」


「やっだなー。BLEACHに行きたくても一応銀魂の小説なんで行けないんですー」


引っ越し届け通してくれるんですかね？ウチの作者ってとどうでもいいことを話すAちゃん。


銀時「つうか本題からズレてんですけど・・」


結局真選組がどうなったのか不明のままだ。
そんな俺の困った様子に気づいたのか


「言ったでしょー、情報収集してるってー」


銀時「情報収集？」


いったいどういう意味なのか理解できない。


「困ってるのよー。ゴリラがストーカーに出てから帰ってこなくてー」


銀時「おい、まだやってたのか、あのゴリラ」


新八「言っておくが悪いのはゴリラだ」


つまりAちゃんは、ゴリラのことを情報収集してるって事が分かったが、結局真選組が解散した理由は未だにわからない。


「真選組はおかげさまで解散でーす」


銀時「え！？ゴリラのせいなの？真選組なくなったのアイツのせいなの！？」


「違いまーす。人斬りが趣味になったんでーす」


銀時「もうコイツら犯罪者だよ！！どこなの警察ぅううう！！」


「はーい」


そう言ってヘラリと手をあげる。


銀時「お前が犯罪者だろ！！お前はもう警察じゃねぇよ！！」


「チン◯のくせーにお前とか言うなってーの。斬るよー？」


今度は刀に手を持って行く。


銀時「ところで拳銃はどうした」


俺が聞いてみれば


「捨てた」


銀時「は？」


「だから捨てたってーの。これ以上聞くなら斬る」


怒った調子で言うAちゃん。
何かワケありの様子が伝わってきた。

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