【銀魂】副隊長は天人さんです＊完結編

２９＊ ページ31

俺は頭を抱えた。
まさかアイツまで捕まってるたぁ・・。


神楽「ヅラは銀ちゃんがいなくなってから、穏健派から過激派に鞍替えしたのよ」


銀時「はぁ？」


何で俺のせいになってんだと怒りたい気分だ。


神楽「外見もどっかのテロリストの真似して世界をぶっ潰すとか中二全開なこと言い出してね」


確かに今のヅラの格好は顔に包帯を巻いていて、まるで・・アイツみたいになってやがる。


神楽「カーネルサンダースにキセル咥えさせて、カーネルサンダー晋助に改造してる途中で捕まってね」


銀時「なんでカーネルめった打ち！？どんだけ小さい世界ぶっ壊してんだアイツ！！」


俺はヅラ！！と橋の上から叫ぶと、河原に跪くヅラが筆を口に咥え何かを書き始めた。


銀時「まさか、何か伝えようと・・」


『ヅラじゃない桂だ』と紙に書かれていた。
俺はすぐに河原に向かうと、刀を役人から奪い取り


銀時「すみません、コイツの首 俺に斬らせてください」


神楽「ちょっと！アンタ何やってんのよ！！」


神楽が俺を羽交い締めにしひきづる。


銀時「うるせぇえ！！このバカだけは俺の手で首落とさねーと気がすまねぇ！！」


新八「落ち着け、諦めるのはまだ早い。まだ何か方法があるはずだ」


銀時「他に手って・・」


俺は少し考えて思い出した。


銀時「そ、そうだ！！真選組は！？さっきもコスプレしてたけど真選組の斬り込み部隊の二人がいただろ！？」


おーい、沖田くーん、Aちゃーんと俺は叫ぶが、護送車から捕縛された近藤勲が降ろされたのを見て叫ぶのをやめた。


野次馬「あれがゴリラか」


銀時「い、いい加減にしろよテメェら！！なんで警察まで取っ捕まってんだぁあ！！」


神楽「ゴリラは姉御にストーカー行為を繰り返してたんだけど、カーネルサンダースのコスプレしてストーカーしてた時にね」


銀時「いったい何が・・」


先を聞こうと思ったら隣に黒い着物が見えた。


「ストーカーしてたらー変なジジイにバズーカ持たされてーどっかのロン毛にキセル咥えさせられてー火が引火して、商店街を破壊しちゃったってわけよ」


銀時「カーネルお前だったんかい！！つうか、Aちゃん、あのジーさん助けてくれる？おたく警察でしょ？」


「私があのジーさんを助けて特になることなんてないでーす」


そう言って橋の上で河原の様子を見ているAちゃんの腰には、拳銃を入れるケースが付いていた。
アレ？さっきまで刀だったはずなのにと思う。

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