【銀魂】副隊長は天人さんです＊完結編

３１＊ ページ33

そしてそのまま沖田くんは刀を振るった。


総悟「A」


「あ、うん」


そう言うとAちゃんはもう一発銃を放った。
その瞬間、土手が騒然となる。


？「テメェら、決起の時だ！！」


その煙草を咥えたリーダー格の男の声で、役人どもは仲間と思われる奴らに斬られていく。


？「俺たちから近藤勲を奪ったこの国を」


そしてもう一人のリーダー格は、白タイツに筋肉ムキムキで金棒を振り回す。


？「俺たちから桂小太郎を奪ったこの国に」


「「天誅をくだせぇえええ！！！」」


二人は同時に叫ぶ。


土方「指揮はこの土方十四郎と」


エリー「エリザベスがとる！！」


「「続けぇええええ！！」」


二人が同時に叫ぶと、仲間たちも叫び河原に降りてくる。


役人「か、過激攘夷党誠組と桂一派だぁあ！！！」


役人「奴ら大将奪還のために同盟結びやがった！！」


それを聞いて俺はつっこむしかない。


銀時「どーゆうことぉおお！！？警察のコネどころか、全員まとめて攘夷志士になってんじゃねぇええか！！」


周りは刀の金属音が響く。


総悟「弱いな・・でござる」


「・・忘れて・・ましたみたいに・・付け足すな」


銀時「なんでこないだまで幕府側だった奴らが、幕府潰そうとしてんだ！！なんで追いかけっこしてた奴らが、手ぇ結んでんだ！！」


まだそれだけなら俺の大きな脳みそもなんとかなるが、一番なんとかなんないのは・・


銀時「なんでこないだまで化け物だった奴が、モノホンになってんだぁあ！！」


白い化物が金棒を振り回す化物。


神楽「チャンスよ！今のうちにジーさんを」


それを見て神楽がジーさんを助けに動き出す。


新八「待て、貴様だけ手柄はあげさせん！」


神楽「ちょっと、邪魔しないでよ！」


新八「黙れ！真の万事屋は俺だ！！」


銀時「おい！こんな時にケンカしてんな！！」


その様子を見て役人がジーさんの処刑をしようと刀を構えた。


銀時「ジーさん、あぶねぇええええ！！」


俺は木刀を握り役人の頭をぶん殴ろうとしたが・・


ゴトン


銀時「・・・・え？」


俺の足を神楽と新八が引っ張り失速すると、役人ではなく、ジーさんの頭にクリティカルヒットをおみまいし、そのままジーさんの頭が地面に落ちた。


銀時「お前らのせいだぁあ！！」


と俺たちはジーさんの頭をパスして罪をなすり付ける。
するといきなり『ハズレ』という紙を舌から出したジーさんの頭。
そしてその後


ドガァアアアン


爆発した。

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