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31話 ページ33

月島「…!」

木兎「ハイ質問答えたからブロック跳んでね」

黒尾「ハイハイ急いで」

『うち、月島君がバレーにハマった瞬間見ちみてえなぁ』

赤葦「まぁ人それぞれだからね。難しいかも」

『そうやなあぇ』


木兎「お?今日は仲間ずれか?」

月島「?」

ビクッと肩をふるわせる翔陽。

月島「?″相棒″はどうしたのさ」

日向「影山はまた1人で練習!研磨にトス上げてもらおうとしたら5本で逃げられた!」

黒尾「研磨が5本も自主練に付き合っただけでもすげぇぞ」

日向「だから俺も__」「「入れてくださいっ!」」

日向「!!リエーフ!!」

灰羽「あ 日向」

黒尾「お前夜久んとこでレシーブやってたんじゃないの」

灰羽「俺今日は優秀だったんで!」

黒尾「脱走してきたんじゃねぇよな」

灰羽「まさか!そんな!」

黒尾「まぁいいや」

『すまん。うちちいとやりてえことあるんで今日ごめんなさい』

黒尾「??あ。そう??」

ぺこりとお辞儀して外へ出た。


私もそろそろ進化しなきゃいけない。

『神凪さん』

神凪「ん?あれAじゃん。自主練は??」

『抜けちきた。今からランニング行っちきちかんまんか』

神凪「えぇーもう暗いよー?てか道わかる??」

『しょわねえちゃ』
(大丈夫ですよ)

神凪「そう??気をつけてね?」

『はい』


なんなんだよ私。周りは進化してきてるのに置いてけぼりじゃん。

いつから自分を上に見てたんだろ。いつも他人目線で見てたから分からない。


小さい頃

まだ母さんと鷹兄が居た頃。母さんは高校でバレー部だったらしくそれもリベロだったそうだ。

だからMSBYブラックジャッカルの試合を見に行ったことがある。

ボールが早すぎてすぐどこいった?ってなってた。

でもそんな中リベロが上げたボールだけがスローに見えた。飛び込んでいく姿が輝いて見えた。

母「リベロはね。背が小せえしがやるポジションやねえん。誰よりも平等ぅ知っちょんしがやるポジションなのちゃ」

『?うちでもしきる?』

母「しきるちゃ」

あの時の母さんの言葉は今まで聞いた″いい言葉″
″悪い言葉″よりも心に響いたのを覚えている。


平等??
_______________________


テクニック

頭脳

スピード

パワー

バネ

いつからか私は自分だけが上手くて凄いと勘違いして母さんの″平等″を踏みにじっていた。

そんな私にリベロをやる資格はない。

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琥珀(プロフ) - コメントありがとうございます!ダイオウグソクムシって食べれるんですよね(笑)私もお菓子しか食べたことないんですけどあれめっちゃ好きです!更新頑張ります!コメントありがとうございます! (2020年5月7日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)
愛甘(プロフ) - 夢主ちゃんの好物がダイオウグソクムシでびっくりしました。私もダイオウグソクムシ好きなのでほんとに驚いて。ダイオウグソクムシって食べれるんですね!水族館のダイオウグソクムシのお菓子なら大好きです。この小説とても好きです。更新頑張ってください!! (2020年5月7日 8時) (レス) id: 93aef9f3cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミクロ | 作成日時:2020年5月4日 11時

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