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＿＿＿
【翌日】
この日、Aは遅めに登校となった
昨日、イリーナに壁ドンしたため病院に行って骨に異常がないかを検査してもらったのだ
幸い、内出血だけで済み骨に問題はなかった
病院の診察が終わるとAは校舎へ向かうために坂を上がっていた
やっと辿り着くと入り口に女性が立っていた
罰が悪そうに顔を逸らしているイリーナだ
イリ「……。」
A「……。」
2人の間には微妙な空気が流れる
そんな空気を打ち破ったのは…
イリ「あの…」
イリーナだ
歯切れが悪そうに言葉を紡ぐ
イリ「昨日は悪かったわよ…
その…見下すような事言って
落ちこぼれでも意味が無いって決めつけて…
それと怪我までさせて…」
落ち着きがないように手をソワソワし、チラチラとAを見ながら謝罪している
イリ「ちゃんと
でもあんたにも謝らないといけないし…
私が教えられるのは実践的な会話術だけ
もしあんただけでも私を先生と思えなかったら
その時は暗殺を諦めて出ていくわ…」
昨日とはうってかわっているイリーナ
途切れ途切れではあるが意思をAに伝えている
その様子を教室の窓からはE組の生徒達が、
校舎の影からは殺せんせーと烏間が見ていた
それぞれが息を飲むなか、Aはイリーナを真っ直ぐ見つめたあと…
A「…私も昨日はごめんなさい」
イリーナに頭を下げた
驚くイリーナ、生徒達や先生たちも驚く
A「いくら腹が立っていたとはいえ、
先生には失礼なことを言ったことは変わらない…
だから、ごめんなさい…」
イリ「なん…」
A「先生はVの正しい発音を教えている時…
少なくとも私は あの時"先生"だと思えた…
その…」
Aもイリーナに意思を伝えているが、途中から落ち着きがないように顔を少し背ける
A「……これからも よろしく……
･
･
少し顔を赤らめながらも言った
イリーナは感極まって、涙を浮かべる
イリ「〜っ！！
何よ あんた！
ずっと澄まして 表情変えないから
近寄りにくかったのに可愛いじゃないの！！
あんただけが頼りよ！
あんただけ好きよ！！」
歯切れ悪く言っていた状態から一変
ガンガンと一方的に言いながらもAに抱きつく
様子を見ていた全員はホッと胸を撫で下ろしていた
その日からイリーナはAに懐くようになった
本人は少し迷惑そうだが…
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クリーパー好き - 神小説過ぎませんか！？ (2021年12月26日 12時) (
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作者名：46猫 | 作成日時：2021年3月27日 10時
