愛と歌声を失った少女【暗殺教室】 (ページ45)

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6話毒の時間ページ45

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【理科の授業】

この日の授業の理科は理科室で実験だった

殺せんせーと学級委員の片岡、磯貝が実験で使う道具を持って入って来るまで入り口付近に待機している生徒がいた

前原、岡島、三村だ

どうやら3人がかりでナイフの暗殺を不意打ちで狙う作戦のようだ

A「(その程度じゃ絶対に無理ね…)」

殺せんせーが扉を開けた瞬間、前原たちはナイフで暗殺にかかる

殺せんせーはマッハでかわしながらも、各班の机に実験器具を置いていく

そして準備を終える頃には、前原たちは息を切らし体力がなくなっていた

磯貝「大丈夫か前原？」

前原「おおう…」

殺せんせーはヌルヌルと余裕な態度でいるなか、
1人だけ少し緊張している生徒がいた、奥田愛美だ

前原「はあ… ダメだったわ…」

渚「残念だったね…」

A「不意打ちで殺せたら苦労しないわよ…

無駄な体力まで使ってバカじゃないの？」

前原「ぐっ…！！」

茅野「月島さん…今日も厳しい…」

今日も彼女のドライかつクールな態度は健全だ

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前原「おお真っ赤だなぁ」

どうやらこの日の理科は生徒達が買ったお菓子から着色料を取り出す実験だったようだ

ビーカーのお菓子に液体を入れると赤い着色料が出てきて、それぞれが興味を持った

殺せん「はい！

お菓子から着色料を取り出す実験はこれで終了！！」

実験を終えると殺せんせーは生徒達の手や各班の机に置かれているお菓子をマッハで回収した

殺せん「余ったお菓子は先生が回収しておきます」

「「えぇ！？」」

木村「それ俺達が買ったやつだぞ！」

それぞれ自腹で用意したお菓子を回収されて
生徒達はブーイング

前原「給料日前だからって授業でおやつを
調達してやがる」

片岡「地球を滅ぼす超生物がなんで給料で暮らしてんのよ」

Aを含む渚の班は呆れていた
3月には地球を滅ぼすと宣言した生物が給料で過ごすとはいかがなものか…

そんななか、奥田が殺せんせーの前に出た

奥田「あ… あのっ先生…」

殺せん「どうかしましたか奥田さん？」

奥田「あの！！

毒です！！
飲んでください！！」

何の捻りもない暗殺
流石のAもキョトンとしている

前原「ストレートだなぁ…」

奥田「ダメ…ですか？」

殺せん「……奥田さん

これはまた正直な暗殺ですねぇ」

普段から余裕な態度を取っている殺せんせーも流石に動揺している