妹と比べないでよ

第六話 ページ7

A「お母様もお父様もどうして私を姉として扱うの」

A「私は妹なのに…」

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桃李「Aもあんな事考えてたんだ…」

弓弦「坊っちゃん、覗きは良くありませんよ」

桃李「分かってる、分かってるって」

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母「A、お料理が出来たよ」

A「分かりました」

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A「いただきます」

桃李「A」

A「何？」

桃李「後で僕の部屋に来てよね」

父「桃李！ちゃんとお願いしなさい」

A「いいよ、お父様。桃李、ご飯食べてからでいいよね？」

桃李「うん」

A「分かった」

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桃李「A‼何か困ってることはないの？Aの兄が特別に聞いて上げるよ」

A「桃李、今、兄って言った？」

桃李「言ったけど何か文句あるの？」

A「ううん、ありがとう」

桃李「別に僕は何もしてないもんね」

A「私が嬉しかったから言ったの」

桃李「ふーん、で何か困ってることはないの？」

A「うん、ないよ大丈夫」

桃李「本当の本当の本当？」

A「本当の本当の本当」

桃李「ふん‼せっかくお兄ちゃんが聞いてあげようと思ったのに」

A「ありがとう、お兄ちゃん♪」

桃李「///お兄ちゃんって」

A「じゃあね」

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A〔桃李は私を妹として見てくれてるんだ〕

母「A」

A「なんですか？お母様」

母「あなたに姉として桃李をしっかり見てほしいの」

A「姉としてですか…」

母「そうよ、少しAが遅れて産まれただけでさほど変わらないのだから姉になっても変わらないわ」

A「はい、分かりました」

母「えぇ、頼んだわよ」

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