【黒バス】夢見る少女じゃいられない【短編集】

2人 . 花宮 & 灰崎様 @ カトリーヌ。 ページ8

き〜様リクエスト
カトリーヌ。が書かせていただきました。







『おい』



低く優しく、怖い声。
耳元で聞こえたと重茂は、振り向く間もなく後ろから抱き締められる。



『どーしたの、祥吾』

『…あいつどこ行った』



落ち着いてはいるが不機嫌丸出しの様子で。
あいつ、というのは勿論彼のこと。



『真？知らな』

『何してんだよ』



少女漫画の主人公のようにタイミングよく現れたのは、そのあいつ。
祥吾と私の今の体勢を見て舌打ちをした。



『離れろバァカ』

『あ？うるせぇよクソ眉』

『………は？』

『ハイハイやめて』



目が合えば喧嘩。顔を合わせたら喧嘩。視界に入れば喧嘩。
目の前で喧嘩されるこっちの身にもなってほしい、なんて通用しないだろうけど。



『…A、こっち来い』

『Aに触んじゃねぇよ』

『2人共気安く触んないで』



そもそもの話、私は2人が好きじゃない。
まぁ、確かにキスは上手いけど…。



『今日は先約があるの、帰るわ』



それでも、2人で満足なんて出来ないの。



_______________________________________________________________


奪い合い…に、なってないですね。

ゴメンナサイ、純粋な奪い合いは書けません。




私が書くのに純粋なものはないと思ってください！！(白目)

入学 . 笠松様 @ ぽんず→←屋上 . 青峰様 @ 梓

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す