悪戯好きの双子と悪戯好きの少女

転校生8 ページ16

貴「……っ」




頭いったい、てかここどこ。




貴「ブリントスめ、やってくれたな。」




こんなことで動揺する僕じゃないのさ。





レ「やっほーA！気分はどー？」




ニコニコと不気味な笑みで近づいてくる。




背筋がぞっと凍りつきそうだ。




貴「気分？そんなの最悪に決まってるだろう。」




僕も負けじと強気で対応する。




これでも必死で実際冷や汗が止まらい。




何されるかわからない。何をしでかすかわからない。




そんな得体の知れない敵を前に、ちゃんと戦えるだろうか。




運良くローブの中には杖が入っていた。




……あまり戦うのは好まないけど。




レ「杖なんか出してどうしたの？……まさか、やる気かな？」




貴「そのまさかだよ。」




と、同時に杖を構える。




………っ。




どう来る……っ。




レ「ディフィンド！(裂けよ)」




貴「……っ！？」




い、ったい。




体中に切り傷ができた。




傷は痛々しく、血がにじみ出てくる。




貴「エクスペリアームス！(武器よ去れ)」




ひょいとかわすブリントス。




クソッ。当たらないんじゃどうしようもない。




レ「あれれ？どうしたの？そんなものなの？」




と、子供のような無邪気な顔で笑う。




あー、腹立つ。




レ「エクスパルソ(爆破)」




貴「プロテゴ・トタラム！(万全の守り)」




っ！危なかった。




レ「へぇ、それ使えるんだ。さすがA！俺もまだ使えないのに。」




いちいち名前で呼ぶのがウザイ。




まぁいいや。




とりあえずブリントスは盾の呪文が使えない。




慎重にいけば当てられる。




貴「…エクスペリアームス！(武器よ去れ)」




レ「！？」




よし！上手くいった！！




貴「インカーセラス(縛れ)」




レ「っく……。」




貴「ふぅ。」




一気に全身の力が抜ける。




やっぱり戦うのは好まない。




貴「誰か呼ばなきゃ。」




誰かにこのことを知らせ「オブスキュロ(目隠し)」！？




貴「なっ！？」




レ「ふふふ、こんなので勝ったつもりかい？残念。さぁ、A。お仕置きの時間だ。」




レ「ステューピファイ(麻痺せよ)」




貴「っ！？」




体全体が痺れていくのがわかる。




これじゃあしばらく動くこともできない。




レ「さぁA、いっぱい楽しもうねﾆｺｯ」




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なんか今回が1番ハリポタっぽかった気がする。←

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