私の好きな人は親友と両片思いだった

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なんとなくよく分からないやり取りになった

「そういえば今日ドラケンくんの後ろに乗ってたよね？」

まさか日向に見られてたと思わなかった私は焦った

『見てたんだ……』
「当たり前だよ」
『あ〜まじかぁ』
「で、どうして急に？」
『なんとなくドラケンくんの後ろに乗って見たくなったんだよね』
「それで後ろに乗ってみてどうだった？」
『当たり前だけど万次郎くんとは全然違っててめちゃくちゃ緊張した』
「好きな人の後ろに乗るんだもんそうなるよね」
『うん……だから少し後悔したけど』
「けど？」
『やっぱりドラケンくんが好きだなって思った』
「そっか」

『ねぇ日向』
「なに？」
『日向はさエマの好きだったドラケンくんが好きな私の存在って複雑だったりしない？』
「うーん。エマちゃんはエマちゃんでAちゃんはAちゃんだから。もしここにエマちゃんがいても私は2人を応援するよ」
『そっか……変なこと聞いてごめん』
「全然気にしてないよ」
『ありがとう』

「ヒナ〜」

いつの間にか集会は終わっていたようだ
たけみっちの声に日向が反応する

『日向またね』
「ばいばい」

帰っていくたけみっちと日向の後ろ姿を見ながら恒例のように羨ましく思いながら後ろ姿を眺めた

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