180 ページ31
……………
……私、何してるんだろう
あれからずっと考えても、今、朝を迎えても頭を抱えたまま
言わなくていいことをたくさん言った気がする
感情に負けてしまったとはいえ、送ってくれたにも関わらずあんな冷たく突き放すように…
しかも見送らず、すぐに家に入ったり……
"俺がしたくてやってる"
"俺に言って、すぐに助けるから"
"俺としたこと……________"
……………っ…
また何とも言えない感情が湧きそうで、私は唇を噛み締めた
翔｢忘れ物無し！｣
そんな声が聞こえて私は顔を上げた
そうだった、今は翔の持ち物の確認をしているんだった
｢気を付けて、楽しんで来てね
帰ったらたくさん話、聞かせて！｣
今日は翔の遠足の日。
…近々、翔にも伝えなきゃな。
その前に大きな行事が終わるみたいだしよかった…！
昨日もいつもより早く寝たし、かなり楽しみだったみたい。
｢いってらっしゃい！｣
いつもの様に手を振って翔を見送ったあと、私も学校へ向かう
翔の準備を見ていたから、いつもより遅く学校に着いた
途端に気まずさを感じて、教室へ向かう足が重くなる
…でも進まない訳には行かない
少し緊張する中、俯きがちで教室に入って自分の席に向かうと
まず目に入ったのは黒尾くんと佐々木さんの姿。
黒尾くんの席で2人で話しているみたいで、前の席の私は自然と視線の中に入ってしまう
……いや、変に意識しすぎてるのかな
するとちょうど顔を上げた黒尾くんと目が合ってしまって、私はすぐに逸らして自分の席へ座った
………ちゃんと謝らなきゃ
…でも、二人の時間を邪魔をするのは悪いよね
後ろから聞こえてくる声を聞かないよう何か出来ることを探す
『Aっ』
………………げ…
……もしかして、今日も続くの？
『おはよう♡』
……続きそう。
だんだんと伸びてくる手に、疑問を持ちつつ自分の手の位置が机の上で思わずハッとした
…遅い…！
ただ見守るしか出来ない中、その彼の手を掴む手が横から視界に入った
……っ
夜｢おはよう！｣
夜久くんは笑顔で片手を挙げていた
…ん？夜久くん？？何でここに？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´；ω；｀)そして嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月26日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます！！！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです！ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです！！！続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PUPU | 作成日時：2020年5月5日 11時
