第伍拾陸話 ページ10
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父には父の役割があり
母には母の役割がある
親は子を守り
兄や姉は下の弟妹を守る
何があっても
命を懸けて
累「僕はね自分の役割を理解してない奴は生きてる必要がないと思ってる
お前はどうだ?お前の役割は何だ?
お前は僕に妹たちを渡して消える役だ
それができないなら死ぬしかないよ
勝てないからね」
炭治郎「(糸は簡単に斬れない……どうする……折れた刀身で。あの子の頚が糸よりも硬い場合……)」
累「……嫌な目つきだね、メラメラと。愚かだな、もしかして___………勝つつもりなのかな!!!」
累は糸で禰豆子とAを自らの手元に置く
炭治郎「禰豆子!!A!!」
累「さぁ、もう奪ったよ。自分の役割を自覚した?」
炭治郎「放せ!!」
累「逆らわなければ命は助けてやるって言ってるのに」
禰豆子は累の顔に爪を立てて引っ掻く
Aも折れた刀で累の頚に刃を突き刺す
がAの刃は通らなかった
A「(この子の頚すごく硬いッ!!)」
炭治郎が折れた刀で攻撃しようと体制を整えた時Aと禰豆子は累の腕の中にはいなかった
炭治郎は二人がいないことに驚くと炭治郎の頬に生温かい血が垂れる
上を向くとそこには糸でがんじがらめに縛られた禰豆子とAがいた
A「く"っ……!」
炭治郎「A!!禰豆子!!」
累「うるさいよ、このくらいで死にはしないだろ、鬼なんだから
でもやっぱりきちんと教えないとだめだね
暫くは失血させよう
それでも従順にならないようなら日の出までそのままにして少し炙る」
累「あぁ、人間の方は君が死んだあとに"あの方"に頼んで鬼にしてもらうよ」
「「!!?」」
累「それに僕が操ってる糸の中で一番柔らかいものを使ってあげてるから死にはしないよ」
炭治郎の手に自然と力が籠る
炭治郎「(落ち着け、感情的になるな。集中しろ、呼吸を整え最も制度が高い最後の型を繰り出せ)」
累「ん?気を失ったのか?」
A「ね、……こ……ちゃ………」
Aも禰豆子も気を失ってしまった
炭治郎「全集中・水の呼吸……拾ノ型_生生流転!!!」
生生流転
その連擊技は回転しつつうねる龍のように
一撃目より二擊目が二擊目より三擊目が
三擊目より四擊目が回転を増すごとに
強い斬擊となっていく
炭治郎「(斬れた!!斬れた!!このまま距離を詰めていけば勝てる!!)」
累「ねぇ、糸の強度はこれが限界だと思ってるの?」
累の白い手は紅く染まった
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三月の専属ストーカーなつめみく - 【速報】累推しのワイ、婚約者でもいいよと言われ大歓喜(鬼滅イケメン箱推し) (10月23日 12時) (レス) @page9 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - スクールみきのさん» ありがとうございます!そう言って頂けて安心しました!!(*^▽^*) (2020年1月11日 20時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - お話最高すぎます!炭治郎のシーンを夢主さんにしたのもめちゃくちゃいいです! (2020年1月11日 19時) (レス) id: 90e03cc852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2019年12月1日 17時