未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第伍拾伍話 ページ9

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累「坊や話をしよう」



累「僕はね感動したんだよ。君たちの"絆"を見て。体が震えた。この感動を表す言葉はきっとこの世にないと思う」



炭治郎「……」



累「でも君たちは僕に殺されるしかない。悲しいよね、そんなことになったら。だけど回避する方法が一つだけある

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君の妹たちを僕に頂戴。大人しく渡せば命だけは助けてあげる」



炭治郎「……何を言ってるのかわからない」



累「君の妹たちは僕の妹になってもらう、今日から。あ、人間の子は別に妹じゃなくて僕の婚約者でもいいよ」



それを聞いて炭治郎は二人を力強く抱き締める



炭治郎「そんなことを承知するはずないだろう

それに禰豆子とAは物じゃない！！

自分の想いも意思もあるんだ！！お前の妹にも婚約者にもなりはしない！！」



累「大丈夫だよ、心配いらない"絆"を繋ぐから

僕のほうが強いんだ恐怖の"絆"だよ

逆らうとどうなるかちゃんと教える」



炭治郎「ふざけるのも大概にしろ！！！

Aも言っていただろう！

恐怖で縛りつけた絆を家族とは言わないと！

その根本的な心得違いを正さなければお前の欲しいものは手に入らないぞ！！」



累「鬱陶しい、大声出さないでくれる？合わないね君とは」



炭治郎「禰豆子とAをお前なんかに渡さない！！」



累「いいよ別に殺して奪うから」



炭治郎「俺が先にお前の頚を斬る」



累「威勢がいいなぁ、できるならやってごらん」



累は隠していた左目の髪をかきあげた



累「十二鬼月である僕に……勝てるならね」



その目には"下伍"と刻まれていた

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