未来がみえる少女 弐 【鬼滅の刃】

第伍拾壱話 ページ5

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伊之助「こっちだ！！かなり近づいてるぜぇ！！」



炭治郎「(風向きが変わって鼻も利くようになってきたぞ。匂いはあと二つ……いる！！)」



炭治郎「伊之助！！A！！」



A「うん！！」



伊之助「俺の方が先に気づいてた！！」



三人は前にいる人影に注意しながら近づく



炭治郎「！？」



A「え……！？」



伊之助「頚が無ェェェ！！」



頚なしの鬼がそこにいた
三人は困惑した



急所の頚が無ければ斬りたくても斬れない
そもそも身体があること事態おかしいのだ



炭治郎「右の頚の付け根から左脇下まで斬ってみよう！広範囲だしかなり硬いと思うが多分……」



伊之助「イヤッハーーッ！！」



炭治郎「待て！！一緒に……っ」



一目散に鬼に斬りかかる伊之助
だが鬼の攻撃の方が速く伊之助の腕や腹、足を斬られた



そして蜘蛛で拘束された伊之助に鬼はまた斬りかかろうとしたところを炭治郎が刀で止め、Aは糸を斬った



A「伊之助くん！！一緒に戦おう！！」



炭治郎「そうだ！一緒に考えよう！この鬼を倒すために力を合わせよう！」



伊之助「てめェらァ！！これ以上俺をホワホワさすんじゃねぇぇ！！」



「「水の呼吸……肆ノ型＿打ち潮！！」」



炭治郎とAがそれぞれ鬼の手足を斬る
そして伊之助が二本の刀で袈裟斬りに斬ると炭治郎の狙い通り鬼の身体が崩れていった



伊之助「お前にできることは俺にもできるわボケェエエ！！」



伊之助は炭治郎を持ち「ふん、ぬ、アア"アア"アアア！！」と言いながら空高く投げた



A「(方向的に投げたのは鬼の場所だ、凄いな……)」



Aは炭治郎が帰ってくる前に伊之助の怪我を少しでも手当てしようとしたが



伊之助「いらねぇ！！」



A「で、でも……」



とさっきからこんな感じで伊之助が暴れるため進んでない
そして暫くすると炭治郎が戻ってきた



A「炭治郎くん！」



伊之助「倒したかよ！！」



炭治郎「倒した。伊之助大丈夫か……」



伊之助「俺に対して細やかな気遣いすんじゃねぇ！

いいか？わかったか？

お前にできることは俺にもできるんだからな！

もう少ししたら俺の頭もお前の頭より硬くなるしそれからな……」



その時、少し離れたところから雷が落ちた音が山に響いた



A「今の……(もしかして善逸くん？)」



炭治郎「雷が何処かに落ちたのか？」



伊之助「知るか！！」



炭治郎「雷雲の匂いはしないと思うけど……刺激臭が強くなっててわからない……」

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