君は君らしく【銀魂】【沖田総悟】

二十九訓 ページ32

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A「………お城に帰った時に父上様とそよを誘ってお花見やりたいな」



桜を見ながらそう呟くと急に後ろから抱きしめられた



A「！！」



肩に銀髪の頭が乗っており、自分を抱きしめたのは銀時だと理解する



A「ぎんn……」



銀時「＿＿＿桜好きか？」



A「え……？」



急な問いかけに戸惑うが「好きだよ」と答える



銀時「そうだよなァ、お前は昔から桜が大好きだもんな……」



A「銀兄……？」



酔っているせいか……Aが桜を見ている姿を銀時は無意識に由紀と重ねてしまった



銀時「毎年この季節になると一番ギャーギャー騒いでよ〜」



A「………」



銀時「でもよォ、もうそんな騒いでる姿を見ることは出来ねェんだよな……由紀」



A「…ぎんn…うわっ！！」



銀時「！！」




＿＿沖田「旦那、流石に悪酔いし過ぎですぜ」




A「総、悟様………」



沖田「いくら旦那でも、これ以上コイツに触ることは俺が許さねェ」



銀時「………」



鋭い視線を銀時に向ける沖田
その視線でやっと自分がAを由紀と重ねていたことに気が付く



銀時「あァ〜、そうだな………

ちと悪酔いし過ぎたわ

ごめんな、総一朗くん

A……さっき俺が口にしてたことは忘れろ」



そう言って銀時は二人に背を向けてフラフラとどこかに消えて行った



A「銀兄………」



沖田「………」

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