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◇ ページ10
「やぁ、まだ繋がってたみたい。どう？いっその事解散しちゃえ。そしてチーム組も」
「まだ戯言を言うのか。俺は解散する気なんてない」
「あはは、そうかそうかぁ」
ギロりと睨む赤い瞳に、ぞくりと興奮した。
まさかこんなことになるなんて、誰が想像しただろうか。
三輪秀次。A級7位部隊を率いる三輪隊の隊長。ポジションは弧月使いのオールラウンダー。
如月A。B級フリーの隊員。ポジションは同じオールラウンダー。
「いい影響を与えあうなんて、ホントだったみたい。良かったね。私のお陰かもよ」
「黙れ。俺は仕方なくこのソロランク戦に付き合ってるだけだ。さっさと終わらせる」
三輪の反応にクスクスと笑う。
「あの二人、意外と相性いいな」
「入れて正解だったな。しゅーじにも刺激になっているっぽいし」
土煙の舞うモニターを見ながら会話を交わす奈良坂と米屋。
(糸なんて信じるわけが無い)
2人を引き合わせた夏の出会いにAは優しく微笑んだ。
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作者名：常盤千歳 x他6人 | 作成日時：2020年8月25日 10時
