失われた心は知っている【探偵チームkz事件ノート】 (ページ7)

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7.悪夢ページ7

怖くて後ずさってしまった
その拍子に小枝を踏んでしまった

『パキッ』と言う音と共に私を追ってきた何かが
こちらを振り向く

？「みぃつけたぁ」

彩「い、いやぁぁぁぁぁぁぁあ！！」

　目の前は真っ暗になった

彩「ハッ...」

　目を覚ますと見たこともないところに
寝かされていた

彩「冷たい...」

　そう思い額を触ると熱さまシート？が貼ってあった

彩「...さっきのは...夢...？」

　ガチャ

上杉「お、立花起きたか」

彩「上杉君...」

若武「アーヤ！！」

　若武の声が頭の中で響く

彩「!!...」

　頭を抑える

上杉「バカ武、立花は、今体調を崩してるんだから
　声を抑えろ(小声)」

若武「ハッ！すまん、アーヤ(小声)」

彩「あ、若武、気にしないで、上杉君もありがと」

上杉「ん、熱測っていいか？」

彩「うん」

ーー
上杉「37.8か、少し高いな」

　コンコン

彩「？」

黒木「アーヤ、大丈夫？(小声)」
翼「熱、下がった？(小声)」

　2人とも気遣って声のトーンを落としてくれる
やっぱどっかの誰かさんとは違うな...

※ここからは皆小声で、話しています

上杉「今測ったら、37.8あった」

彩「あ...」
翼「アーヤ？」

　ママに言ってない...今日帰れるかな？

　すると黒木君が
黒木「アーヤ、安心して、アーヤのお母さんには
　勉強会を開くのでしばらく若武家に泊まるって
　言っといたよ」

　流石、黒木君！

彩「ごめんね、」
黒木「いや、アーヤが心配何だ俺達」

　すると皆首を縦に振る

彩「...皆、ありがとう」

　コンコン

小塚「アーヤ？入るよ」
忍「粥作ったけど食べれるか？」

彩「うん」

翼「少しだけ時間おいたら食べよっか
　俺がアーンしてあげるから」

kzｰ翼『！！！』

黒木「...アーヤ、まだ寝ていていいよ、
　熱さまシート張り替えよっか」

彩「ホント何から何までごめんね...」

翼「謝るのはもうなしね、」

小塚「うん、誰だって体調を崩すことだって
　あることなんだから」

忍「そうなのか？バカは風邪をひかないって
　聞いたことあるぞ...って言うことは若武は...
　バカだから風邪をひかないのか！」

若武「！！」

　忍...天然だな

※『！』ついてるけど大声ではないです

　あれ、頭がふわふわする...
上杉「！バカ武、七鬼、静かにしろ」
黒木「アーヤが寝たから」

　私はいつの間にか深い眠りに落ちていた

　この後私の身に起こることも知らずに...