失われた心は知っている 【探偵チームkz事件ノート】

27.傷 ページ27

1ヶ月ぶりに家に帰った

奈子「あ！お姉ちゃんおかえり！」
裕樹「彩、おかえり」
彩母「彩！体は？」
彩父「大丈夫か？」

彩「皆！ただいま！体は大丈夫！」

　ここまで、私を思ってくれる家族で良かったな




　自分の部屋に入り目の傷を隠すように巻いてある
包帯を解いた

　見ると右目に一本長い傷があった

　目は開くのに右目の視力がない、というか、

ーなくなった



　つまり、私は右目が見えなくなったのだ


　もう、目が見えてないんなら包帯巻いてる必要
あるかな？

　とって、明日から学校行ってもいいよね？


　行こう


　例え、皆に注目されても


　立花彩、決心を決めろ





　翌日...
翼「アーヤ...」

　今日の私の為の護衛？は翼

　翼は私を見た瞬間驚いてた

　そりゃそうだよね、

　あんなに目立つのが嫌だった『立花彩』が
普通に目立つ傷を包帯で隠さず堂々としているものね


彩「...おはよ、結局ね、私、失明、しちゃった」
翼「ぁ...」

彩「でも、ね、もう、いいんだ」
翼「ぇ」

彩「こんなの、分かりきってた...ﾋｯｸ...こと、だし...
　 もう、ｸﾞｽ、いいんだ」

　やっぱり、涙は出る

翼「...アーヤ...」

　翼は、ギュッと抱きしめてくれた


　ずっと、ずっと、暖かい


　温もりが、私に伝わる


　


　私は、私達は...









ー学校に遅刻した








　はい？！

　ここは、小説あるあるで、何か、感動的な
言葉でしょ？！


　何考えてんだ！この作者は？！
※キャラ崩壊しましたwww



　はい、一応私は、松葉杖なので行くのが
歩くよりも遅い


翼「アーヤ、」


　さっと、お姫様抱っこする翼

彩「わぁ...」




　忍side
　立花が今日から学校復活するって言ってたから
楽しみで、早くきたのに美門とそろって
遅刻してるがな...

　ガララッ！！

全員-彩翼『？！？！』

忍「？！...たち...ばな」

　そこには息を荒くした美門と目の包帯を
とっている立花がいた

先生「あ...立花さん、今日から復帰なのね」
彩「はい！ご迷惑おかけしてすみませんでした！」

先生「美門君は何で遅れたのかな？」
翼「ぅえ、」
※↑吐いたわけではないよ！

彩「たすk...美門君は、私が困ってて助けてくれて
　 来るのが遅くなってしまったんです！
　 叱るなら私を叱って下さい！！！」

先生「そ、そうなのね、ごめんなさいね」
翼「い、いえ...」

　今日の立花...色々規格外だな...






　


　

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