失われた心は知っている【探偵チームkz事件ノート】 (ページ23)

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23.発見ページ23

上杉side
　確か立花、今日からリハビリがスタートしてるって
言ってたな
　
　じゃ、今日はリハビリルームにいるかもしんねぇな

ードン！

上杉「ってぇ...誰だよ」

　リハビリルームに続く道の角を曲がったら誰かと
ぶつかった

　でも、ぶつかったやつは走って逃げて行った

...？

上杉「...ハァ...立花？いるのか？」

　そう言ってトレードルームに入る

　そこにいたのは...

ー血を吐いている立花がいた

　彩side
　痛みで気を失って少し経った後、私はすぐに
目を覚ました

彩「ゴホッ」

　あの、高熱と同じく血を吐いていく

上杉「立花！！」

彩「...う...え...すぎ...くん」

ー言葉が出るようになった

上杉「？！立花喋れて...！立花ちょっと我慢しろ！」
彩「ぇ...」

　上杉君は私をお姫様抱っこする

　上杉side
　俺は急いで病院に設置されている
緊急医療センターに行く

※『緊急医療センター』とかありません

上杉「失礼します！」

医者「彩さん！？」

　運良く立花の担当医師がいた

医者「吐血ですね、これ飲んで下さい」

　なんかの水を立花に飲ます

彩「...」

医者「ふぅ...もうちょっとリハビリは後からに
　しましょうか」

彩「...はい」

医者「？！」

　立花が喋れていることに驚く医者

まぁ、俺も心底、驚いているがな

医者「彩さん？！いつから喋れるように...」
彩「何か...いつの間にか喋れるようになって
　いました...」

医者「そうか...一応検査してもいいかな？」
彩「勿論です」

　その後立花は検査を受けた
失語症は治ったみたいだが、左足の骨折と右目の傷は
案外治るのが遅くなるとのこと

　俺は立花の検査の待ち時間に若武達に連絡した
一応失語症が治ったことは隠して

彩「...上杉...君」
上杉「立花、どうしたんだ？」

彩「あの...迷惑かけてg...」
上杉「まて、謝罪ならやめろ」

彩「？！何で？！」
上杉「謝るなって、お前は病人、立花は誰かに
　頼って当然なんだ」

彩「...う、ん」

上杉「...若武達も来るから、その泣きそうな顔
　やめてくれ」

彩「グスッ...」

上杉「...」

　泣き出した

　クソッ...黒木ならこういう時の対象法
知ってるんだな...

　分からん...

ーポン

彩「！...」

？「あー！！！！上杉、アーヤに何やってんだ！！」

　ハイハイ...クソみたいなタイミングで来るんだな

　

ー若武

　
　