17.追求 ページ17
私は声が出なくなってしまったので、紙に
伝えたいことを書いて皆に読んでもらおうと思った
あ、お兄ちゃんは帰ってもらったよ
※〈〉の中は彩が伝えたいことを紙に書いている言葉
彩〈ごめんね、忙しいのに〉
若武「何言ってんだ!」
上杉「忙しくない」
黒木「皆、アーヤが心配なんだ」
小塚「七鬼から電話でアーヤのことを聞いて
怖かったんだ」
翼「アーヤが心配することなんかないよ」
忍「そうだ、あ、俺、立花の言いたいことを
入力できるスマホみたいなもん作ってくるな」
彩〈そんなことできるの?〉
忍「まあ、な」
若武「七鬼だけいいとこ持ってくな!」
上杉「黙れ若武、これは七鬼にしかできないこと
なんだからしょうがないだろ?」
若武「ぶ〜!!」
翼「若武マジでうるさい」
若武「!」
翼「うるさくするなら外につまみだすから」
若武「...」
忍「あ、黙ったwww」
彩[ニコッ]
黒木「笑った、ね」
彩「?」
翼「だってさ、ずっと落ち込んだままだったし
やっとね」
彩「!」
若武「良かった...で、」
上杉「...単刀直入に聞く、立花の事故は偶然に
起きた事故なのか?」
翼「俺が見た感じでいえば、アーヤは車道に
飛び出す前に誰かに押された感じがしたんだ」
きっと和田さんがやったのだろう...
でも...言ったら皆が何されるか...
彩〈...〉
若武「アーヤ!言ってくれないと何も
分からないだろ?!」
ーさっさと死ねよ!!!
彩〈[ビクッ]...〉
若武の声が和田さんが叫んだように聞こえた
それで、私は和田さんに虐められていたことが
フラッシュバックした
目の前が歪み、気づいた時には涙を流していた
kz『?!!?』
黒木「アーヤ、落ち着いて」
上杉「立花の身に何があったか、俺たちは
分からないが何か困ってるんだろ?」
若武「...黒木頼む」
黒木「了解...アーヤ、俺に話してくれないかな?」
彩〈...[コクッ]〉
黒木「アーヤ...もう、思い出したくないだろうけど
教えてくれないか?」
彩「「フルフル]...〈嫌だ〉」
『嫌だ』という言葉を紙に書く
黒木「?何で嫌なのか、教えてくれないかな?」
彩〈...私のせいで皆が傷ついちゃう〉
黒木「!?傷つく...?アーヤ、俺たちのことは
気にしなくてもいいから本当にお願いだ
教えてくれないか?アーヤを守りたいんだ
こんなに傷ついた姿を見るのが辛いんだ」
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琥珀糖くんロボ@らびまるもしもちゃん推し - アーヤはなぜ失明状態なのに周りの表情を理解できたんですか?矛盾してます (6月10日 22時) (レス) @page36 id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 面白い! (2023年4月12日 21時) (レス) @page40 id: 1b2f1d4f45 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀@さぶ - ら (2023年2月27日 20時) (レス) id: 750269b531 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか(はるみち あすか) - おもしろい!私の読んだ小説の中で1番! (2021年11月29日 16時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - こんにちは!特に何も聞きたいことはないけれど、すこしコメントして見ました (2021年5月25日 20時) (レス) id: 45d28f1e37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コハク | 作成日時:2021年2月26日 21時