Orange2 【黒子のバスケ】 (ページ10)

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Immature love 10 ページ10

「Aが黄瀬に告白されたぁ！？」

大声をあげたのはバッシュの紐を結う青峰

「うん、そうなの！
きーちゃんから色々聞かされて……」

「てか、Aが黄瀬の気持ちに気づくとは思わなかったわ……」

「そうだよね……あとあの(人1)が恋したいなんて言うなんて…」

「恋？アイツが？へぇ……」

桃井からの妙な視線

「…なんだよ」

「いや、大ちゃんなら
『Aには恋なんてまだ早い！てか兄ちゃん、許しません！』
とか言いそうだから
やっぱり前のが効いた？」

「まぁな。これからはAを見守ることにするわ
そりゃあ、彼氏とかできたらショックだけどさ……」

「ふーん、大人になったね。大ちゃん」

うるせ、と言う青峰に微笑む桃井
だが、ある事に気づいた

(そういえば大ちゃんっていつも
「Aと気安く話すな！」で〝オレの妹〟とは言わないんだよね……なんでかな)

「あ、ん、ちゃーん！さっつきちゃーん！」

桃井がそんな事を考えてると体育館の扉が開き、制服姿のAが現れた

「(人1)！？どうしてここに！？
というかよく１人で来れたね」

「へへへ、今日入学式だったんだ～
だから制服姿見せに来たの！」

「で、わしと桜井が連れて来たんじゃ。
校門で偶然出会ってのー」

「す、すみません！」

Aの後ろから現れた今吉と桜井
今吉の登場にざわつく部員達

「げ、今吉……」

「なんや、青峰ー。冷たいのー。
お前の妹ちゃんはこんなにいい子やいうのに」

「意気投合しました！」

「なんでだよ……」

「(人1)可愛い～！ねぇ、桐皇の制服着てみてよ！貸すから！
あ、でも男物の方がいいかな…そしたら…」

「どっちでもいいだろ！オレは練習始めるからな」

「ねぇ、練習見ていっていい？
あ、でも部長さんに許可もらわなきゃ…」

「そんなの気にせずに見ていけよ」

「うん！」

Aを壇上に連れていき座らせ、部員達の元へ戻る青峰
途中、振り返り

「制服似合ってるぞ。すっげー可愛い！」

ニッと笑った

「ありがとう、兄ちゃん！」

練習終了後、桃井は学校から制服を借りてAに着せた
青峰、A、桃井のいつもの順に並び、桜井に写真を撮ってもらった

その写真は〝サンドイッチ！〟と書かれ、
キセキの世代皆に届けられた